大宇造船海洋が建造した3000トン級潜水艦「島山安昌浩」。[写真 大宇造船海洋]
情報筋によると、防衛事業庁国防技術保護局は長期間にわたる持続的なハッキング攻撃があったことを確認し、企業側と共にセキュリティ措置を取った。ある情報筋は「この中には海軍と大宇造船海洋がかなり以前から検討してきた原子力潜水艦概念研究も含まれていた」とし「北のハッカー組織の犯行と推定している」と伝えた。ただ、「一部の資料は流出したが、原子力潜水艦研究内容が実際に流出したかどうかは確認されなかった」と話した。
別の情報筋は「昨年と今年、大宇造船海洋をハッキングした組織はそれぞれ異なる」とし「北の偵察総局傘下の複数の組織が競争するように浸透している」と説明した。
原子力潜水艦の導入は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時に秘密に推進したが、失敗に終わった。当時、政府は盧元大統領の計画承認日2003年6月2日を意味する「362事業」という名称を付けた。
大宇造船海洋が北朝鮮の標的になったのは初めてではない。2016年4月には4万件の内部資料が大量にハッキングされた。当時、軍当局は流出資料のうち1-3級軍事機密だけで60件余りで、イージス艦と潜水艦設計図および戦闘体系も含まれていたと国会に報告した。イーストセキュリティのムン・ジョンヒョン・セキュリティ対応センター長は「北は昨年から全方向のハッキング攻勢をしていて、強力な対処が必要だ」と述べた。
防衛事業庁の関係者は「関連会社に対するハッキング攻撃があった」としながらも「北と推定されるハッキング勢力による原子力推進潜水艦関連情報のハッキングについては事実でない」と話した。
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