先月5日に英ロンドンで開かれた先進7カ国(G7)外務・開発担当相会議の団体写真。
CNNによると、首脳らは南シナ海の状況に関して深刻に懸念し、現在の状態を変えたり緊張を高めたりするいかなる一方的な試みも強く反対すると明らかにした。公正で透明な経済システムを毀損する中国の非市場政策と慣行に集団対応するために継続して議論することにした。その上で共通課題として共同利益があれば中国と協力すると明らかにし、今後の協力の可能性は残しておいた。
韓半島(朝鮮半島)と関連し、共同声明は米国がパートナーらとともに対北朝鮮問題を外交的努力で解決しようとする努力を歓迎し、北朝鮮が対話を再開し関与するよう促した。その上で韓半島の完全な非核化と北朝鮮の不法な大量破壊兵器と弾道ミサイル計画に対する検証可能かつ後戻りできない放棄を促し、すべての国に国連対北朝鮮制裁と関連制裁履行を強調した。共同声明は新型コロナウイルスワクチン10億回分の提供に合意し、気候変動防止分野に2025年まで公共・民間資源から毎年1000億ドルを動員するという目標を再確認した。合わせて遅くとも2050年までにカーボンニュートラルを達成するよう努力することにしたとBBCが報道した。東京五輪・パラリンピックと関連しては「安全な五輪支援」も言及した。
オーストラリアなどとともに招待された文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日に開かれた保健セッションで2億ドルの新型コロナウイルスワクチン寄付を発表した。
◇G7「米国の対北朝鮮外交歓迎…北朝鮮は大量破壊兵器と弾道ミサイル放棄を」
青瓦台(チョンワデ、大統領府)は13日、文大統領が今年開発途上国へのワクチン支援に1億ドルを寄付し、来年に1億ドルの現金や現物を追加提供する計画を明らかにしたと発表した。
寄付は先進国の供与資金でワクチンを購入して開発途上国に支援するCOVAXAMCを通じて進められる。2億ドルは韓国が昨年COVAXに寄付すると明らかにした金額1000万ドルの20倍だ。大規模な寄付は韓国が世界10位圏の経済規模に見合った責任感を見せるものでもある。
世界保健機関(WHO)は世界の人口の70%が接種を終えるには110億回分のワクチンが必要と推定する。就任後初めての海外歴訪に出た米国のバイデン大統領は10日、「低開発国に向け新型コロナウイルスワクチン5億回分を寄付する」と明らかにし、他の国にも「ワクチン共有に参加してほしい」と促した。韓国を含む責任ある国々がこれに呼応した格好だ。
文大統領は13日には「開かれた社会と経済」を主題とするG7首脳会議拡大会議に参加し、参加した首脳らに自由貿易と開放経済に向けた国際共助の必要性を強調した。文大統領はこの日今年のG7議長国のジョンソン英首相と首脳会談をし、「英国は韓国の血盟で、韓国戦争(朝鮮戦争)当時8万人以上が参戦した大切な友情を韓国人は記憶している」と話したとパク・ギョンミ報道官が伝えた。ジョンソン首相は「韓国との安保協力強化を期待する」と話し、韓半島平和プロセスに対する支持を明らかにした。
一方、米国が購入しCOVAXを通じて中低所得に寄付すると明らかにしたファイザー製ワクチン5億回分を支援する92の低所得国に北朝鮮も含まれるとGAVIワクチンアライアンスが明らかにしたと米政府系放送のボイス・オブ・アメリカが12日に報道した。
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