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文大統領「共感する国民多い」…「李在鎔サムスン副会長光復節赦免」が急浮上(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文在寅大統領が2020年2月13日に大韓商工会議所で開かれた新型コロナウイルス対応経済界懇談会で李在鎔サムスン電子副会長と握手している。[写真 青瓦台写真記者団]

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の赦免と関連し、「苦しい心中を理解する。国民も共感する方が多い」と話した。

文大統領はこの日青瓦台(チョンワデ、大統領府)で行った4大グループ代表との昼食懇談会で李副会長赦免の必要性を言及した企業家の意見を傾聴した後、このように答えたと青瓦台のパク・ギョンミ報道官が伝えた。

この日の懇談会には崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長、鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ会長、具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長、金奇南(キム・ギナム)サムスン電子副会長が参加した。金副会長は拘束収監された李在鎔副会長に代わり参加した。文大統領が4大グループ代表だけを別に招いて会ったのは就任後初めてだ。


李副会長の赦免を建議したのは大韓商工会議所会長を兼ねている崔会長だった。崔会長は「経済5団体長が建議したことを考慮してほしい」として赦免の必要性を遠回しに取り上げた。経済5団体は4月に李副会長の赦免建議書を青瓦台に提出した。

崔会長に続き金副会長は「半導体は大型投資決定が必要だがオーナーがいてこそ意志決定が迅速にできる」とし、別の出席者も「どのような危機がくるかもわからない不確実性の時代に今後2~3年が重要だ」として同様の趣旨の発言を継続した。

すると文大統領は異例に直接「経済5団体の建議とは何を意味するものなのか」と確認しようとし、これに対し崔会長が「李副会長の赦免を意味する」として建議内容を明確にした。これに対し文大統領はオーナーが拘束されたサムスン電子の苦しい心中に言及し、「いまの経済状況は以前と違うように展開しており企業の大胆な役割が要求されるという点もよくわかっている」と答えた。

「苦しい心中を理解する。国民も共感する方が多い」という文大統領の発言に対して青瓦台核心参謀の間でも「李副会長赦免に対する文大統領のアプローチが予想したものより大きく前向きに変わった」という反応が出てきた。文大統領は先月10日の就任4周年演説時には「公平性と過去の先例、国民の共感を考えないわけにはいかない。十分に国民の多くの意見を聞いて判断していく」とだけ話した。

与党高位関係者は中央日報との通話で「『国民の意見を聞く』という発言が『共感する国民が多い』に変わったのは赦免の可能性をそれだけ大きく開いておいたという意味。光復節特別赦免対象に李副会長が含まれる可能性は大きい」と話した。

同関係者は特に「文大統領は海外投資など企業活動を赦免の重要な名分と考えている。海外出張などに制約が伴う仮釈放の可能性はないとみて良く、赦免・復権を通じた李副会長の経営復帰の可能性が大きいというのが青瓦台内部の分析」と付け加えた。

また別の関係者は「文大統領の赦免関連発言が企業の大規模投資に対して感謝を表明する脈絡から出たという点に注目する必要がある」とした。文大統領はこの日赦免と関連した発言に先立ち、「韓国は変化に先制的に対応してシステム半導体投資を増やし、水素自動車と電気自動車の研究と生産を主導し、バッテリーにも積極的に投資してきた」と話した。いずれも企業オーナーの決断により大規模投資がなされた分野だ。文大統領は続けて「企業の先を見据えた決定がなかったならば今日はなかった」と強調した。


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