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「偽ニュース」で月3800万ウォン…漢江医大生の死亡で金を儲けるユーチューバー

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

漢江で行方不明になって亡くなった故ソン・ジョンミンさん事件の真相究明を促す集会が16日午後、ソウル漢江公園盤浦(バンポ)地区で開かれた。キム・ギョンロク記者

故ソン・ジョンミンさん(22)の死亡に対する映像で収益をあげたユーチューバーが論議を呼んでいる。彼らが制作した推測性事件の分析映像が急速に広がり、少なくない金を儲けたと予測されながらだ。一部は偽ニュースを制作して金儲けを試みたという指摘も出る。人々の間で広がっている映像を作ったユーチューバーは、チョンミンさん事件が発生した1カ月間(30日基準)少なくとも740万(約73万円)~3800万ウォン台の収益をあげたと推定される。

一部のユーチューバーは偽ニュースを流して映像の再生回数とリアルタイムの生中継(ライブ)放送をして後援を受ける方式で収益をあげた。刺激的になるほど視聴者たちが集まってコメントを通じて偽ニュースがさらに広がるパターンが繰り返された。30日、ユーチューブの統計分析サイト「ノックスインフルエンサー」と「プレイボード」を利用してチョンミンさん事件の映像を掲載したユーチューブアカウント6件を分析した結果、彼らは1カ月間744万~3809万ウォンを稼いだという推定値が発表された。この中であるユーチューバーは、一つのライブ放送映像で620万ウォン程度の後援金額を受けたりもしたことが分かった。彼らの実際の収益はユーチューブの広告単価などにより変わるので正確な金額ではない。

彼らはメディアにすでに公開された防犯カメラの映像などを再加工して追加疑惑を提起した。このような形で「Aさんと第3者がチョンミンさんを背負った」「漢江(ハンガン)に誰かを押しのけてしぶきが飛んだ」などの疑いが提起された。警察が偽ニュースだと明らかにした内容だ。チョンミンさんの友人A氏の家族が高位職と関係があるという偽ニュースもこのような映像に広がった。


あるユーチューバーはメディアに公開されていない防犯カメラを入手するために後援支援金を受けたこともある。直接現場に出てリアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取りながら公開されていない防犯カメラの位置を確認して疑いを提起する形だった。このユーチューバーが公開した防犯カメラに対して瑞草(ソチョ)警察署関係者は「すでに警察が把握している映像の内容」と話した。

あるユーチューバーは「警察が確保していない防犯カメラの映像を単独で入手した」と話しながらライブ放送を流したが、映像を公開していない。「外部の圧迫があり、その代わりにチョンミンさんの父親に映像を伝えることにした」としたが、チョンミンさんの父親は当時中央日報との電話インタビューで「当日、情報提供で入った映像はなかった」とした。

ユーチューブの視聴者たちは疑惑提起映像を制作するユーチューバーに絶えず後援支援金を送った。会社員のパクさん(30)は「偽ニュースだと思いながらもユーチューバーが防犯カメラの映像を拡大して絵を描きながら説明することをみると、本物であるように勘違いして見続けるようになる」とし、「警察に対する根深い不信のため、ユーチューブを探して見る人々が増えたと考える」と話した。

チャンさん(55)は「報道機関と警察が事実を隠そうとしている、または、ある情報を初めて公開するというなどのニュースを聞くと、惑わされるしかない」とし、「ライブ放送に接続した数百人の視聴者たちが疑惑に同調するリアルタイムのコメントを書き込むことをみると、『このように信じる人が多いのに、偽ニュースであるわけがない』とも思われる」とした。警察はチョンミンさん事件で浮上した偽ニュースをめぐる論議が違法の余地があるかを検討している。



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