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【コラム】警察を信じられるか…漢江医大生事件が尋ねている=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ジョンミンが問題なのではない。私たちに起きるかもしれない問題を警察が解決することもできず、警察を信じることもできないというほうが問題だ」

先月、漢江(ハンガン)で遺体で見つかった医大生ソン・ジョンミンさん関連のあるYouTube映像につけられたこのコメントは、今回の事件に世論がなぜこのように異様なまでの執着を示しているかを端的に見せている。友人に会いに出かけた元気な息子が行方不明から5日後に冷たい川の中から遺体で発見される過程を国民全員が見守ったようなものなので感情移入せざるをえない。自分の家族が今日にでも被害者になるかもしれないという不安、これに警察は信じられないという不信が加わり、残念な若者の死に対する追慕を越えて狂的な世論裁判まで続いている。

怒った世論は少し不審な情況だけで、行方不明当日に一緒に酒を飲んでいた友人を殺人犯だと断定する。各関連記事には「国民は全員真実を知っている」というコメントを書き込み、正義の名のもとに執拗な身元暴きをする。さまざまな疑惑を提起した被害者の父親でさえ「単なる転落死でも、他殺でも、真実さえ明らかになれば受け入れる」と言ったが、世論は「事故死という結論が出る場合は、ろうそく集会を開く」と言って警察を圧迫する。


大衆的な関心が高まった事件関係者に対する過度な世論裁判が問題になったのは今回が初めてではない。だが、被害者の家族と一面識もない第三者が「くやしくて眠れない」と言って、青瓦台(チョンワデ、大統領府)請願にまで投稿する様子は馴染みがない光景だ。これまで見てきた被害者の遺族とは違い、落ち着いて緻密に世論戦を主導するエリートな父親に対する憐憫と好感も明らかに作用しただろう。

しかし、警察に対する不信心理がもっと大きいのではないかと思う。事件初期、友人の家族が警察高位幹部というデマが出てきたのもこのような脈絡だ。警察がかかわった不正事件は、どの政権でも珍しくなかったが、特にこの政府に入ってから警察に対する不信が大きい。李容九(イ・ヨング)法務次官タクシー運転手暴行事件のように、警察が権力と癒着して不正を隠そうとする姿を数多く目撃したためだ。単なる転落死、あるいは友人が酒に酔って記憶のない間に起きたどんな事故も「待てば真実に向き合うことができる」と信じるのではなく「じっとしていれば真実は覆われてしまう」という不安が過度な世論集中につながる一背景ということだ。

警察だからといって言いたいことがないわけではない。一部の警察官が匿名コミュニティアプリを通じて投稿したコメントのように「捜査は非公開が原則」であり、「メディアで大きくなった事件をそのまま放置するのは不可能」であるという。警察官はこのような理由で、疑惑を提起する国民に対して「部屋の中のコナン(探偵)気取り」と嘲弄する。だが、警察の反論論理の中に、警察を不信に思わざるをえない根拠がすべてそろっている。

特に昔に遡らなくても、今まさに裁判が始まったばかりの慶北(キョンブク)亀尾(クミ)3歳児死亡事件だけをみてもそうだ。子どもが空き家でミイラ状態で発見されるまで放置した両親の児童虐待をまともに捜査するのではなく、事件の本質とは関係のないつまらない捜査内容をむちゃくちゃに公開して事件を猟奇的な痴情物に変質させたではないか。「祖母が実はその子の実の母」と断定したが、当事者が否定する出産証拠は捜し出すことすらできなかった。家族が見守る中で、浮気男性を探すと言って宅配配達員をはじめ20人余りのDNAを検査した事実まで暴いた。このように警察が捜査内容を選択的に公開するので、警察を疑い、自ら捜査に入る。また「メディアに取り上げられた事件を放置しておくことは不可能」とう言葉はすなわち「メディアに取り上げられなければ放置しやすい」という告白とも同じだが、こちらのほうが一般国民にとってはもっと怖い。「遺族にコネ・財産がなかったら、警察はちゃんとした捜査もせずに転落死や自殺で事件を片付けただろう」としながら、徹底した捜査を求める世論が多い理由だ。

メディアが注目するから事件を覆うことはできないが、一方ではブランドン・メイフィールド事件のように世論に流されてとんでもない人を犯罪者に仕立て上げることはないだろうか懸念される。191人が亡くなった2004年マドリード列車テロ事件直後に指紋が出てきたが、偶然にもスペインには行ったこともない米国ポートランド出身の白人弁護士と一致した。しかも彼の妻はエジプト出身のムスリム移民者、本人も改宗したイスラム教徒だった。その上、有罪判決を受けたテロ犯の子女養育権関連の事案を弁護したこともあった。すべての情況が彼を犯人だとし、FBIは確実な証拠もなく彼を拘束した。スペイン警察が真犯人を探した後、ようやくメイフィールド氏は解放された。反論できない科学的証拠だとしていた指紋は、後日、珍しいことにほぼ同じ指紋だったことが判明した。科学でさえ時にはこのように限界を見せる。

真実を望む父親の無念は必ず晴らされなければならず、罪を犯した者は罰を受けなければならない。だが、万一にも罪のない人の人生をめちゃくちゃにするようなことだけはないことを祈る。警察が果たしてこのすべてのことをやり遂げることができるか、それは分からないが。

アン・ヘリ/論説委員



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