与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)ソウル市長候補が21日、街頭で市民に会って支持を訴えた。オ・ジョンテク記者
朴候補は21日、ソウル龍山(ヨンサン)・江南(カンナム)・瑞草(ソチョ)・松坡区(ソンパグ)を相次いで訪れた。この日午前、龍山に向かった朴候補は「龍山を第4次産業革命の革新拠点デジタル経済都市に大転換する」と話した。あわせて▼龍山整備倉跡地を国際業務地区として造成▼龍山電子商店街を革新拠点に転換▼新盆唐(シンプンダン)線普光(プグァン)駅の新設を推進--など地域オーダーメード型の公約を打ち出した。
朴候補の歩兵戦が本格化したのは3月中旬からだ。16日、銅雀区(トンジャクク)の地域公約の発表を基点に、九老(クロ)・衿川(クムチョン)・陽川(ヤンチョン)(以上17日)、冠岳(クァナク)・永登浦(ヨンドゥンポ)・鍾路(チョンノ)(以上18日)、蘆原(ノウォン)・東大門(トンデムン)(以上19日)、江北(カンブク)・城北(ソンブク)・中浪(チュンナン)(以上20日)、龍山・江南・瑞草・松坡(以上21日)などを休むことなく訪問している。キャンプ関係者は「一度行った所でも再び訪問して支持を訴える計画」と話した。朴候補の最近のフェイスブック掲示物もほとんどが現場で会った一般有権者との撮影、あるいは有権者とやりとりした内容だ。
党次元では全国市道党の「人脈の掘り起こし作業」が活発だ。ソウル・釜山(プサン)など補欠選挙投票権がある地域の縁故者を各市・道党が個別に接触して支持を訴える形だ。15日、民主党議員総会でこの作業の最優秀事例だと評価された閔炳徳(ミン・ビョンドク)議員〔安養(アニャン)東安甲)は1人で4000~5000人ほどのソウル縁故者を確保したという。「知人たちと食事を共にしながらも『ソウルに住んでいるのか』と尋ねて習慣的に励ます」というのが閔議員室説明だ。
一方、朴候補はこの日、野党圏の集中攻撃を受けてきた東京にある夫名義のマンションを2月に処分したと明らかにした。洪準杓(ホン・ジュンピョ)無所属議員が「MB〔李明博(イ・ミョンバク)元大統領〕時の査察で職場を移った夫が東京のマンションを買ったというが、査察ではなく検察捜査」と主張したことに対する対応次元だった。朴候補は「何の罪もない民間人の秘密捜査を暴露するのか」と言って正面から受けた後、「東京のマンションは2月に処分した」と明らかにした。また、朴候補は「被害を訴える人」論争でキャンプ報道官から退いた高ミン廷(コ・ミンジョン)議員の後任に姜仙祐(カン・ソヌ)・李東柱(イ・ドンジュ)議員を任命した。
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