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ビルボードでは成功したが…BTSはなぜグラミー賞を逃したか

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版

3月14日の第63回グラミー賞授賞式で単独パフォーマンスを見せたBTS。『Dynamite』でノミネートされたが受賞には失敗した。[写真 ビッグヒットエンターテインメント]

1970年生まれの父は幼少時に在韓米軍放送(AFKN)ラジオでDJのケイシー・ケイサム(1932~2014)が進行する『アメリカンTOP40』を聞いた。土曜日の午後の4時間、ビルボードシングルチャートの「新曲」40曲をすべて聞く機会はこの時だけだった。彼は「80年代に韓国のラジオでは数曲のポップソングを順番に回して流し、同じ曲を1日に2~3回聞く時もあった」と話した。

2000年生まれの娘もビルボードを求める。ビルボードに関心を持つことになったのはBTS(防弾少年団)のためだ。BTSの『Dynamite』がビルボードホット100(シングル)1位に上がってだ。娘の友だちも毎週水曜夜になるとアップデートされるビルボードホット100を注視する。ところが娘は父親の時とは違い、ユーチューブでビルボードのヒット曲を聞く。娘は「私が聞きたい曲を選んでその時ごとに探す」と話した。

40~50代の「ビルボードキッズ」を作ったビルボードチャートがインターネットとソーシャルメディア(SNS)に乗り20~30代の目を引いている。


国際レコード産業協会(IFPI)が明らかにした2019年の録音音楽売り上げ202億ドルのうちストリーミング売り上げは114億ドル。56.1%で録音音楽売り上げ1位を占める。ダウンロードの7.2%を圧倒する。

『365日ポップ音楽史』を著したKBSプロデューサーのチョン・イルソ氏は「ダウンロードが音楽を所蔵する概念ならばストリーミングは図書館で本を借りてみるもの」と明らかにした。娘はダウンロードにも熱心だ。BTSの『Dynamite』はビルボードホット100で3週連続1位に上がった後、20日現在43位だ。29週連続で50位圏内にとどまっている。BTSのファン「アーミー」が支えている。大衆音楽評論家のイ・デファ氏は「アーミーはダウンロードとフィジカル(音楽ソフト)に集中する戦略を追求する」と話した。ビルボードはランキング算出時にストリーミングよりダウンロードとフィジカル部門に加重値を置くとされている。

今週のビルボードは『Dynamite』が平日に最も多いダウンロード回数を記録したことを示す。別途のビルボードダウンロードチャートでも1位だ。イ・デファ氏は「ファンらのダウンロードで今週43位を維持したとみられる」と明らかにした。

そのBTSが14日に開かれた第63回グラミー賞で受賞を逃した。『Dynamite』でベストポップデュオグループパフォーマンス部門の候補に上がったが、トロフィーはレディー・ガガとアリアナ・グランデの『Rain On Me』に贈られた。ビルボードホット100の年間順位は『Dynamite』が38位、『Rain On Me』が48位だった。

◇クラシックや賛美歌もビルボード上位圏に

ビルボードは米国の大衆音楽の象徴だ。米国は世界最大の音楽市場だ。IFPIが明らかにした米国の2017年録音音楽基準売り上げは59億ドル。2位である日本の27億ドルの2倍を超える。そのため米国市場はミュージシャンの成功を決定づける舞台と呼ばれる。

1964年2月、英国で地位を固めたビートルズが米国市場の扉を叩いた。「ブリティッシュインベージョン」(英国ミュージシャンの米国市場侵攻)の火ぶたを切った。ビートルズは同年2月を慌ただしく過ごした。『抱きしめたい』が1日にビルボード1位に上がる。7日にニューヨークに到着し、2日後に当時最高人気のトークショー番組『エド・サリバン・ショー』に出演する。同年4月14日付シングルチャートは1位から5位までがビートルズの曲だった。

ビルボード進出は韓国では別の星の話だった。80年代初めに韓国歌手のだれかの歌がビルボード入りしたという話が出回ったりもした。ビルボードに向けられた「ビルボードキッズ」たちの熱望が呼んだうわさだった。

2019年5月にBTSが「ビートルズのように」米国のトークショーに出演した。海外メディアが先にBTSをビートルズになぞらえた。K-POPの米国市場本格進出を告げる舞台だった。大衆音楽評論家のイム・ジンモ氏は「海外ではBTSをユーチューブ時代のビートルズと考えている」と話す。大衆音楽評論家のキム・ジャッカ氏も「音楽産業の流れを変え、ひとつの文化コードになれるという側面でBTSはビートルズと似ている」と話した。

ビートルズとBTSの間には2世代、すなわち60年近い違いがある。父と娘の1世代より幅が広い。その間にビルボードも変わった。音楽ユーザーも変わった。過去のビルボードホット100にはクラシック(Love Is Blue、1位)や賛美歌(The Lord’s Prayer、4位)もランキングに入った。

ビルボードは1958年からジュークボックス利用回数、レコード販売枚数、ラジオ放送回数などを考慮して順位を付けた。順位の重要性を考慮し、ラジオ放送の分量を増やすためレコード会社とDJがリベートをやりとりして歌を流すこともあった(ペイオラ・スキャンダル)。マイケル・ジャクソン、マドンナ、エミネム、ブルーノ・マーズ、マルーン5、テイラー・スウィフトらがビルボードを踏み台にして名をはせた。

大衆音楽はストリーミング時代に入った。70~80年代の有名ロックグループ、フリートウッド・マックの『ドリームス』が昨年9月にビルボードホット100に21位で再登場した。78年に1位になってから42年ぶりだった。あるSNSインフルエンサーがこの歌を歌う場面をティックトックに上げてからストリーミングが急増した結果だ。チョン・イルソ氏は「ビルボードでSNSを通じたバイラル(拡散)がどれだけ重要なのかを示すケース」と説明した。

韓国コンテンツ振興院は『2020音楽産業白書』を通じ、「ストリーミングの増加はユーザーが直接構成するプレーリストが音楽流通の主要チャンネルになってできた現象。既存の音楽マーケティングが新曲中心に構成されたのに対し、ユーザー中心のストリーミング環境では過去のヒット曲、隠れた名曲がさらに重要になるだろう」と分析した。BTSをはじめとする韓国アイドルグループはSNSを基盤に活動する。

#ビルボード年間1位曲、グラミーでは冷遇も

ビルボードの成績はグラミー賞と関連性があるだろうか。専門家らの反応は微妙に分かれる。イム・ジンモ氏は「グラミー賞で今年のアルバムに選ばれたテイラー・スウィフトがビルボードでは目立った成績ではなかった。結局は音楽性の問題」と主張した。キム・ジャッカ氏も「ビルボードの成績は象徴的であり、絶対的ではない」と話した。20日現在53週にわたりホット100で10位圏内を維持している『ブラインディング・ライツ』を歌ったザ・ウィークエンドは最初からグラミー賞候補にノミネートもされなかった。『ブラインディング・ライツ』はビルボード年間チャート1位の曲でもある。

だがイ・デファ氏は「ビルボードは販売枚数を決算する次元」としながらも、「ビルボードで1位になれば認知度を大きく高められるため、過程としても重要だ」と分析した。チョン・イルソ氏は「ビルボードの成績がグラミー賞を保障しはしない」としながらも「ビルボードで目立ったミュージシャンがグラミー賞でも受賞するケースが多い」と明らかにした。

ビルボードとの相関関係を離れBTSはなぜ今回グラミー賞受賞に失敗したのだろうか。イム・ジンモ氏は「BTSの場合、ライバル(レディー・ガガ、テイラー・スウィフトら)があまりに強かった。その上グラミー賞でボーイズバンド、それも初めてノミネートされたミュージシャンは敬遠する傾向があり、受賞は難しいという意見が当初から支配的だった」と主張した。イ・デファ氏は「強力なライバルがグラミーの票を分散しBTSに入る票は相対的に少なくなったとみられる」と分析した。

ビートルズはグラミー賞新人賞を受賞した。1964年の米国進出から70年に解散するまで、年数で7年間、グラミー賞受賞は4回(新人賞含む、解散後の受賞は除外)だった。イ・デファ氏は「BTSの今回のグラミー受賞失敗はK-POPがまだ米国でしっかり根付いていないということを見せる。BTSは今後もビルボードで良い成績を出し、グラミー受賞の機会をつかむことができるだろう」と慎重に予想する。ビルボードはグラミー賞へ向けた飛び石だ。



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