新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の大流行で世界各国はさまざまな方法で対応している。世界の国々が社会的距離の確保をどれくらい強力にしているかを点数化して比較するために作られた指標が、オックスフォード大学が開発した社会的距離の確保の厳格性指標（ｓｔｒｉｎｇｅｎｃｙ　ｉｎｄｅｘ）だ。この指標は学校と職場の閉鎖、公共行事の中止、公共交通運行の有無を含めた１１項目の細部指標を利用し、各国がどれくらい強力に社会的距離政策を行っているを測定する。社会的距離の確保の強度が高いほど点数が高い。

韓国のように新型コロナ感染者数が人口１０００人あたり１人にすぎないが強力な社会的距離政策を取っている国がある一方で、スイスのように韓国の５０倍を越える感染者が発生しているものの韓国よりも緩い政策を取っているところもある。この指数で韓国は４７点だがスイスは４２点にとどまる。日本は３３点で非常に低い。オーストラリアを除けば、韓国は感染者数を考慮する場合、最も強力な社会的距離政策を取っている国に該当する。