ところが、コバックスが韓国に提案した3種のワクチンの中でアストラゼネカとサノフィ-GSKのワクチンは現在いつ開発が完了し、保健当局の使用承認が得られるか定かでない。
アストラゼネカのワクチンは初めての接種の時標準容量の50%を投じた後、2回目の接種の時標準容量を接種してこそ効果が高いことが明らかになるにつれ、この現象に対する分析がさらに必要だと知らされた。主な外信によると、米FDAの承認が遅れる可能性があるという報道も出ている。
サノフィ-GSKのワクチンは最近臨床試験で50歳以上のグループで効能が落ち、来年初めに新しい臨床試験を始めると明らかにした。早くとも来年末になってこそワクチンの供給が可能だと見通されている。
唯一英国、米国、カナダなどから緊急使用承認を得て接種が進められているファイザーワクチンの場合、米国など主要国が製薬会社と個別的な購入を通じてワクチンの物量を一気に確保して品切れ現象まで起きている。これを受け、コバックスの共同購入が遅れたり、韓国に引き渡される物量が少なくなるという懸念の声があがっている。
実際、米デューク大学グローバル保健革新センターの全世界ワクチン確保現状集計によると、16日現在コバックスが確保したファイザー・モデルナワクチンの物量は「ゼロ」となっている。購入を確定したのはアストラゼネカ(3億ドーズ)、サノフィ-GSK(2億ドーズ)、コバックスワクチン(2億ドーズ)など計7億ドーズ(3億5000万人分)となっているだけだ。
反面、欧州連合(3億ドーズ)、日本(1億2000万ドーズ)、米国(1億ドーズ)、英国(4000万ドーズ)、オーストラリア(3400万ドーズ)などは素早くファイザーワクチンを先に購入した状態だ。さらにメーカーであるファイザーとバイオンテックがワクチンの生産量を突然増やすことにも限界がある状況だ。
また、ファイザーに続いて18日ごろ米FDAの2番目の緊急使用承認を得るものと予想されるモデルナは韓国のコバックス共同購入の対象には最初から含まれていない。
医療保健専門家はその間コバックスファシリティが次善策になることはできても最優先のワクチン供給先として依存してはならないと主張してきた。
高麗(コリョ)大学感染内科のキム・ウジュ教授は「コバックスはパンデミックで最も脆弱なアフリカなど、いわゆる『LMIC(低中所得国・low and middle income country)』に国際機関と富裕国が無料、または、低価格でワクチンを支援しようとの趣旨で導入した体制」として「これを受け、政府が公開的にコバックスワクチンの物量を大量確保したと強調するのは適切でない処置」と指摘した。ソウル大病院感染内科のキム・ナムジュン教授は「コバックスは多様にワクチンを確保する側面はあるが、導入時期は2021年後半期を予想するほど遅れるものとみられる」と話した。
このような憂慮に対して外交部当局者は「ワクチンの安全性に対する議論なしで導入時期だけを操り上げるのは他の問題を生む可能性がある」と話した。他の主要国のワクチン接種結果、副作用がないことを確認してから導入しても遅くないという意味だ。だが、最近国内では一日感染者が1000人を超えて死亡者も急増している状況だ。
韓国が確保したというワクチン1000万人分の導入時期が不透明(1)
アストラゼネカのワクチンは初めての接種の時標準容量の50%を投じた後、2回目の接種の時標準容量を接種してこそ効果が高いことが明らかになるにつれ、この現象に対する分析がさらに必要だと知らされた。主な外信によると、米FDAの承認が遅れる可能性があるという報道も出ている。
サノフィ-GSKのワクチンは最近臨床試験で50歳以上のグループで効能が落ち、来年初めに新しい臨床試験を始めると明らかにした。早くとも来年末になってこそワクチンの供給が可能だと見通されている。
唯一英国、米国、カナダなどから緊急使用承認を得て接種が進められているファイザーワクチンの場合、米国など主要国が製薬会社と個別的な購入を通じてワクチンの物量を一気に確保して品切れ現象まで起きている。これを受け、コバックスの共同購入が遅れたり、韓国に引き渡される物量が少なくなるという懸念の声があがっている。
実際、米デューク大学グローバル保健革新センターの全世界ワクチン確保現状集計によると、16日現在コバックスが確保したファイザー・モデルナワクチンの物量は「ゼロ」となっている。購入を確定したのはアストラゼネカ(3億ドーズ)、サノフィ-GSK(2億ドーズ)、コバックスワクチン(2億ドーズ)など計7億ドーズ(3億5000万人分)となっているだけだ。
反面、欧州連合(3億ドーズ)、日本(1億2000万ドーズ)、米国(1億ドーズ)、英国(4000万ドーズ)、オーストラリア(3400万ドーズ)などは素早くファイザーワクチンを先に購入した状態だ。さらにメーカーであるファイザーとバイオンテックがワクチンの生産量を突然増やすことにも限界がある状況だ。
また、ファイザーに続いて18日ごろ米FDAの2番目の緊急使用承認を得るものと予想されるモデルナは韓国のコバックス共同購入の対象には最初から含まれていない。
医療保健専門家はその間コバックスファシリティが次善策になることはできても最優先のワクチン供給先として依存してはならないと主張してきた。
高麗(コリョ)大学感染内科のキム・ウジュ教授は「コバックスはパンデミックで最も脆弱なアフリカなど、いわゆる『LMIC(低中所得国・low and middle income country)』に国際機関と富裕国が無料、または、低価格でワクチンを支援しようとの趣旨で導入した体制」として「これを受け、政府が公開的にコバックスワクチンの物量を大量確保したと強調するのは適切でない処置」と指摘した。ソウル大病院感染内科のキム・ナムジュン教授は「コバックスは多様にワクチンを確保する側面はあるが、導入時期は2021年後半期を予想するほど遅れるものとみられる」と話した。
このような憂慮に対して外交部当局者は「ワクチンの安全性に対する議論なしで導入時期だけを操り上げるのは他の問題を生む可能性がある」と話した。他の主要国のワクチン接種結果、副作用がないことを確認してから導入しても遅くないという意味だ。だが、最近国内では一日感染者が1000人を超えて死亡者も急増している状況だ。
韓国が確保したというワクチン1000万人分の導入時期が不透明(1)
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