「東北工程」「韓服工程」に続いて中国が今度は「キムチ工程」を試みている。国際標準化機構(ISO)が中国の主導で中国式野菜の塩漬け「泡菜(パオツァイ)」に対する産業標準を作ったことに対して中国官営メディアが「キムチの標準」として前面に出した。
中国の環球時報は28日、中国市場の監督管理事項を専門的に扱う「中国市場監管報」の26日報道を引用して28日泡菜の国際標準が作られたと伝えた。
これによると、今回のISO国際規格は中国が主導して制定し、四川省眉山市の市場監督管理局が責任を負って率いた。
ISOの常任理事国を務める中国が2019年3月トルコ、セルビア、インド、イランなどとともに加盟国5カ国の専門家が参加する泡菜の国際標準項目をISOの案件として採択した後、その結果が今回まとめられたということだ。環球時報は中国の産業技術標準が世界的に認められたと主張した。
中国で泡菜は野菜の塩漬けを意味する。ところが、中国は韓国産キムチも泡菜と呼んでいる。すなわち、韓国のキムチも中国の泡菜の一種と見なしてきたわけだ。今度は泡菜の国際規格を作って中国では韓国産キムチも泡菜に該当するからこれを韓国産キムチの国際規格に変身させる論理を展開しているわけだ。環球時報はこの日の報道で泡菜の宗主国を自負する韓国の専門家が規格制定に参加しなかったと指摘した。また、韓国の中国産キムチの輸入現状を伝えながら「韓国メディアの爆発:泡菜宗主国の屈辱」と見出しをつけた。
韓国政府は泡菜の国際規格をキムチの国際規格として主張することに反対する立場だ。キムチは2001年すでに国際食品規格に認められた。世界保健機関(WHO)と国際連合食糧農業機関(FAO)が共同運営する国際食品規格委員会(CODEX)は加盟国180カ国が参加して国際食品規格、指針、実行規範などを開発する。2001年当時、韓国の「kimchi」が公式英文名に固有名詞化し、日本の「キムチ」をはじめとする宗主国論議にも終止符を打った。10月にはコチュジャンと干し柿が、2015年には高麗人参製品が国際食品規格として認められた。
ところが、中国は2019年一歩遅れて泡菜がキムチの国際規格としてISOに泡菜の案件を上げた。当時、韓国食品研究院は「該当案件はキムチでなく泡菜の標準であることを明確にしなければならない」として「泡菜はキムチの規格とは関係がない」という意見を伝達した。ISOは今回の泡菜の標準文書で「該当食品規格がキムチに適用されない」と明示した。
産業通商資源部技術標準院のイ・サンフン標準政策局長は「キムチが国際的に有名で中国もキムチをこじつけたようだ」として「事実上、キムチと関係がないと判断した」と明らかにした。実際、キムチと泡菜は作り方から違う食べ物だ。泡菜はキムチのように薬味に混ぜ合わせる段階がない。塩漬けにした野菜をすぐに発効させたり、沸かしてから発効させたりする過程を経る。大韓民国キムチ協会のイ・ハヨン会長は「世界的に野菜の漬物はピクルスやザワークラウト(ドイツ)など多いが、5つ(粉トウガラシ・塩辛・ニンニク・ショウガ・ネギ)以上の薬味に混ぜ合わせて発効・熟成させた食べ物はキムチが唯一だ」と違いを説明した。
中国の環球時報は28日、中国市場の監督管理事項を専門的に扱う「中国市場監管報」の26日報道を引用して28日泡菜の国際標準が作られたと伝えた。
これによると、今回のISO国際規格は中国が主導して制定し、四川省眉山市の市場監督管理局が責任を負って率いた。
ISOの常任理事国を務める中国が2019年3月トルコ、セルビア、インド、イランなどとともに加盟国5カ国の専門家が参加する泡菜の国際標準項目をISOの案件として採択した後、その結果が今回まとめられたということだ。環球時報は中国の産業技術標準が世界的に認められたと主張した。
中国で泡菜は野菜の塩漬けを意味する。ところが、中国は韓国産キムチも泡菜と呼んでいる。すなわち、韓国のキムチも中国の泡菜の一種と見なしてきたわけだ。今度は泡菜の国際規格を作って中国では韓国産キムチも泡菜に該当するからこれを韓国産キムチの国際規格に変身させる論理を展開しているわけだ。環球時報はこの日の報道で泡菜の宗主国を自負する韓国の専門家が規格制定に参加しなかったと指摘した。また、韓国の中国産キムチの輸入現状を伝えながら「韓国メディアの爆発:泡菜宗主国の屈辱」と見出しをつけた。
韓国政府は泡菜の国際規格をキムチの国際規格として主張することに反対する立場だ。キムチは2001年すでに国際食品規格に認められた。世界保健機関(WHO)と国際連合食糧農業機関(FAO)が共同運営する国際食品規格委員会(CODEX)は加盟国180カ国が参加して国際食品規格、指針、実行規範などを開発する。2001年当時、韓国の「kimchi」が公式英文名に固有名詞化し、日本の「キムチ」をはじめとする宗主国論議にも終止符を打った。10月にはコチュジャンと干し柿が、2015年には高麗人参製品が国際食品規格として認められた。
ところが、中国は2019年一歩遅れて泡菜がキムチの国際規格としてISOに泡菜の案件を上げた。当時、韓国食品研究院は「該当案件はキムチでなく泡菜の標準であることを明確にしなければならない」として「泡菜はキムチの規格とは関係がない」という意見を伝達した。ISOは今回の泡菜の標準文書で「該当食品規格がキムチに適用されない」と明示した。
産業通商資源部技術標準院のイ・サンフン標準政策局長は「キムチが国際的に有名で中国もキムチをこじつけたようだ」として「事実上、キムチと関係がないと判断した」と明らかにした。実際、キムチと泡菜は作り方から違う食べ物だ。泡菜はキムチのように薬味に混ぜ合わせる段階がない。塩漬けにした野菜をすぐに発効させたり、沸かしてから発効させたりする過程を経る。大韓民国キムチ協会のイ・ハヨン会長は「世界的に野菜の漬物はピクルスやザワークラウト(ドイツ)など多いが、5つ(粉トウガラシ・塩辛・ニンニク・ショウガ・ネギ)以上の薬味に混ぜ合わせて発効・熟成させた食べ物はキムチが唯一だ」と違いを説明した。
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