昨年7月28日、江原道江陵市の事務室付近の路上でコナEVの火災事故が発生し、消防隊員が消火している。当時、この車は後輪やトランクなど車両下部のバッテリーパック周辺部分がひどく燃えた。[江陵消防署]
国会国土交通委員会所属の張耿態(チャン・ギョンテ)共に民主党議員室が警察庁から提出を受けた国科捜の鑑識報告書によると、昨年発生した同じ車種2件の火災について国科捜は「車両下部に設置されたバッテリーパックアセンブリー(結合品)の内部で電気的な原因により発火したと推定される」と結論づけた。被害の程度について「バッテリーパックアセンブリーで発火した後、部品(サービスプラグ)などを通じて後輪とトランクがひどく燃えた」と説明した後に出した結論だった。鑑識対象は昨年7月に江原道江陵市申石洞(カンヌンシ・シンソクドン)、昨年8月に世宗市コウン洞で発生した事故車両だった。国科捜は事故発生から2カ月間ほど放火・失火・車両欠陥などの可能性を考慮しながら調査を行った。
国科捜は「バッテリー製造当時に微細な製造欠陥があったとすれば、運行初期に問題は発生しないが、充電・放電を続けていくうちに損傷が大きくなることもある」とし「走行中に衝撃・振動がバッテリーに加われば絶縁状態に影響を与えることもあり、バッテリー内部『絶縁破壊による熱暴走』(過電流によるスパーク現象)が発生して発火した可能性がある」と診断した。