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集中豪雨に襲われた韓国釜山…死亡者発生など史上最大級の被害

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

23日、大雨が降った釜山東区草梁洞釜山駅付近の第1地下車道に出動した消防隊員が救助作業を行っている。[写真 釜山消防災難本部]

釜山(プサン)に集中豪雨が爆弾のように降り注ぎ、都心はあっという間に水浸しになった。地下鉄駅と駐車場など所々が雨水に浸水して住民の被害が相次いだ。

ここ20年間5番目に大きな集中豪雨が発生して人命被害も発生した。23日激しい雨で浸水して2人の死亡者が発生した釜山のある地下車道に排水作業が進められ、死亡者1人がさらに確認された。

24日、釜山消防本部と釜山市によると、この日午前3時ごろ釜山東区草梁洞(ドング・チョリャンドン)草梁第1地下車道の排水作業の途中で浸水した車の中から50代男性が遺体で発見された。


この男性は急な増水に巻き込まれて避難できなかったのではないかと消防当局は推定している。

前日200ミリ以上降った豪雨で高さ3.5メートルの該当地下車道には水が2.5メートルの高さまで浸水して車両数台が孤立した。

出動した消防隊員が前日8人を救助して病院に搬送したが、この中で60代とみられる男性と30代女性がそれぞれ亡くなった。

この日明け方に確認された50代男性まで合わせれば計3人の死亡者が発生した。

該当地下車道は長さ175メートルで、雨が降ってから巨大な貯水池のように変わって釜山消防本部が現場指揮所を設けて排水作業を進めている。激しい雨が降った23日午後、釜山都市鉄道1号線釜山駅が道路にあふれ出た雨水に流入して浸水した。

釜山都市鉄道1号線の釜山駅も浸水し、付近はもちろん、駅舎の中にも足首の高さまで泥水が押し寄せた。

この他にも道路の所々が浸水して車輪の高さまで増水した雨水を遮って走る自動車の姿を見ることができた。

水営区広安里(スヨング・クァンアルリ)の浜辺道路は海水と増えた雨水が交じって浸水し、海水浴場の境界が見えなくなった。蓮山洞(ヨンサンドン)ホームプラス付近の交差路、センタムシティなど都心のほとんどの地域で太ももや腰の高さまで増水して車両が運行に困難を強いられた。

浸水した道路を運行する市内バスの中まで水が入ってきて乗客が座席の上に立っている姿も見えた。海雲台(ヘウンデ)の中洞(チュンドン)地下車道も浸水して車両1台が孤立し運転者が緊急待避することもあった。汽車・電車の一部区間が運行中止となり、地下鉄の駅が浸水して電車が無停車通過することもあった。

マンションの駐車場も例外ではなかった。釜山東区のあるマンションの地下が浸水してエレベータースの隙間に雨水が流れた。広安洞(クヮンアンドン)にあるホテルの駐車場では滝のように雨水が流れてきて車が浸水する被害が起きた。

同じ地域では擁壁が崩れ住宅を襲って住民2人が埋没したが救助された。それだけでなく、凡一洞(ポミルドン)一帯の低地帯地域に浸水被害が発生して住民50人余りが緊急避難した。

釜山市のある関係者は「現在までも作業が進行中」とし「作業がすべて終わってこそ最終的な人命被害や浸水した車両台数が正確に確認できるだろう」と明らかにした。

前日午後11時を基準に釜山消防災難本部に計104件の雨による被害届が受け付けられた。亀浦(クポ)大橋の水位は洪水注意報基準に当たる4メートルに及ばない2.9メートルを記録中だ。だが、全国に集中豪雨が降り洛東江(ナクトンガン)の水位はさらに上がるものとみられる。

気象庁は24日明け方まで1時間当たり50~90ミリ前後、25日まで200ミリ以上の雨が降ると予報した。



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