北朝鮮が非難する韓米連合訓練をついて韓米連合司令官は「実戦的訓練」を強調した半面、与党側は中断を要求した。
ロバート・エイブラムス韓米連合司令官は1日、韓米同盟財団と在韓米軍戦友会の招請講演で「我々は常にファイトトゥナイト(Fight Tonight、今すぐにも戦える態勢)を準備しなければいけない」とし「残念ながら新型コロナウイルス感染症のため上半期の連合指揮所訓練を延期するしかなかった」と述べた。続いて「幹部訓練(連合訓練代替訓練)をしたが、年2回実施する戦区級訓練(韓半島全体が含まれた訓練)の効果ほどではない」とし「戦区級訓練は連合準備態勢に必須」と強調した。
3月と8月に実施する戦区級訓練は韓米の代表的な連合訓練だ。すなわちエイブラムス司令官は年2回実施する連合訓練は韓国の防御に「必須」と述べたのだ。韓米は2月27日、新型コロナの感染拡大などを勘案し、上半期の連合訓練を延期すると発表した。ところが今年の日程を見ると、延期された訓練の実施が事実上不可能だ。韓米は戦時作戦統制権(戦作権)を転換できる能力を韓国が保有したかどうかを検証する訓練を下半期に計画しているためだ。にもかかわらずエイブラムス司令官が「年2回の連合訓練」を強調したのは、下半期の連合訓練まで延期することはできないという明確な意志の表現と解釈される。
エイブラムス司令官はこの日、韓国戦争(朝鮮戦争)当時の米軍スミス部隊の敗戦にも言及した。エイブラムス司令官は「これを教訓に同じことが決して繰り返さないよう適切な武装を備え、規律ある軍を維持する必要がある。強力な訓練を地上と空中でしなければいけない」とし「我々のすべての戦力を動員して実射撃訓練を実戦的にすべきだ」と述べた。
続いて「訓練場の使用が制限される場合、我々の戦力を朝鮮半島の外で訓練するよう送る。これは有事に対応する戦力が減ることにつながる」とし「最近の射撃場閉鎖、民間デモによる十分でない射撃場の使用などが我々の準備態勢に多大な影響を与えている」と指摘した。
一方、李鍾ソク(イ・ジョンソク)元統一部長官はこの日、韓国言論振興財団が開催した「激動の韓半島、文正仁・李鍾ソク対談」で、「韓米連合訓練の中断は、北が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射を中断した状況で北核問題を進展させることができる唯一の方法」とし「国防部が積極的に動いて訓練を中断すべき」と要求した。李元長官は「北の核放棄が絶体絶命の課題だとすれば、そこにオールインしなければいけない」と強調した。
文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は「(連合訓練の)規模と性格に関係なく、北は批判的な態度を見せるはず」とし「連合訓練の前に南北がこれについて協議する必要がある」と述べた。
2人は北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が公開的に非難した韓米ワーキンググループについても立場を表した。文特別補佐官は「韓米ワーキンググループは国連安保理制裁決議案に抵触する品目の承認を受けるために協議するという機能があるが、米国が制裁対象でない問題にもブレーキをかける場合は逆機能が生じる」と指摘した。
李元長官は「韓米ワーキンググループは韓国政府の対北政策を締めつけるしかない、生まれてはならない運命」とし「北核問題の議論に集中するよう役割と機能の調整が必要だ」と主張した。
ロバート・エイブラムス韓米連合司令官は1日、韓米同盟財団と在韓米軍戦友会の招請講演で「我々は常にファイトトゥナイト(Fight Tonight、今すぐにも戦える態勢)を準備しなければいけない」とし「残念ながら新型コロナウイルス感染症のため上半期の連合指揮所訓練を延期するしかなかった」と述べた。続いて「幹部訓練(連合訓練代替訓練)をしたが、年2回実施する戦区級訓練(韓半島全体が含まれた訓練)の効果ほどではない」とし「戦区級訓練は連合準備態勢に必須」と強調した。
3月と8月に実施する戦区級訓練は韓米の代表的な連合訓練だ。すなわちエイブラムス司令官は年2回実施する連合訓練は韓国の防御に「必須」と述べたのだ。韓米は2月27日、新型コロナの感染拡大などを勘案し、上半期の連合訓練を延期すると発表した。ところが今年の日程を見ると、延期された訓練の実施が事実上不可能だ。韓米は戦時作戦統制権(戦作権)を転換できる能力を韓国が保有したかどうかを検証する訓練を下半期に計画しているためだ。にもかかわらずエイブラムス司令官が「年2回の連合訓練」を強調したのは、下半期の連合訓練まで延期することはできないという明確な意志の表現と解釈される。
エイブラムス司令官はこの日、韓国戦争(朝鮮戦争)当時の米軍スミス部隊の敗戦にも言及した。エイブラムス司令官は「これを教訓に同じことが決して繰り返さないよう適切な武装を備え、規律ある軍を維持する必要がある。強力な訓練を地上と空中でしなければいけない」とし「我々のすべての戦力を動員して実射撃訓練を実戦的にすべきだ」と述べた。
続いて「訓練場の使用が制限される場合、我々の戦力を朝鮮半島の外で訓練するよう送る。これは有事に対応する戦力が減ることにつながる」とし「最近の射撃場閉鎖、民間デモによる十分でない射撃場の使用などが我々の準備態勢に多大な影響を与えている」と指摘した。
一方、李鍾ソク(イ・ジョンソク)元統一部長官はこの日、韓国言論振興財団が開催した「激動の韓半島、文正仁・李鍾ソク対談」で、「韓米連合訓練の中断は、北が核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射を中断した状況で北核問題を進展させることができる唯一の方法」とし「国防部が積極的に動いて訓練を中断すべき」と要求した。李元長官は「北の核放棄が絶体絶命の課題だとすれば、そこにオールインしなければいけない」と強調した。
文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は「(連合訓練の)規模と性格に関係なく、北は批判的な態度を見せるはず」とし「連合訓練の前に南北がこれについて協議する必要がある」と述べた。
2人は北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が公開的に非難した韓米ワーキンググループについても立場を表した。文特別補佐官は「韓米ワーキンググループは国連安保理制裁決議案に抵触する品目の承認を受けるために協議するという機能があるが、米国が制裁対象でない問題にもブレーキをかける場合は逆機能が生じる」と指摘した。
李元長官は「韓米ワーキンググループは韓国政府の対北政策を締めつけるしかない、生まれてはならない運命」とし「北核問題の議論に集中するよう役割と機能の調整が必要だ」と主張した。
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