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韓国外交統一委員長「大砲で爆破しなかったのはどこだ」…野党「不適切な発言」批判

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

共に民主党所属の宋永吉(ソン・ヨンギル)委員長

「口先だけの言葉ではないというところを見せようとしたようだ。(大)砲で爆破しなかったのはどこだ」

「北朝鮮の武力行為を強力に批判し、北の追加的挑発に対して韓国政府は強力に対処することを求める」

国会外交統一委員長になった翌日の16日、共に民主党所属の宋永吉(ソン・ヨンギル)委員長が話した言葉だ。2時間余りの間に一変した。前者はこの日初めて外交統一委員会全体会議を主宰し、午後4時ごろ北朝鮮の開城(ケソン)南北共同連絡事務所爆破に対する立場を尋ねる記者の質問に答えたものだ。北朝鮮の立場を理解するような基調だ。


だが、午後6時に自身のフェイスブックに載せたコメントの論調は正反対のものになっている。宋氏は「大韓民国の国民の生命と財産に武力で威嚇を加える行為は容認することはできない」とし、北朝鮮を強く批判した。政界では自身の大砲発言を収拾するために掲載したのではないかとの解釈も出ている。

宋氏は以前も類似のことで問題になった。2010年北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発の時、自身のツイッターに「チームスピリット演習の別称である護国演習を韓国軍が延坪島一帯で行う途中、北側の訓練中止警告通知などがあったが、わが軍が北側ではない方向に砲射撃訓訓練すると、これに刺激された北がわが軍砲陣地などを集中的に攻撃したとみられる」とコメントした。韓国軍にも帰責事由があるような発言だった。

野党の未来統合党は「耳を疑うだけでなく、外交統一委員長としてはさらに不適切な発言」(ファン・ギュファン副報道担当者)と批判した。元東洋(トンヤン)大学のチン・ジュングォン教授も「建物解体のために大砲を撃つ国があるか。それでも宋議員の楽観的生活態度と創造的ギャグ感覚だけは高く評価する」と皮肉を飛ばした。

民主党はこの日、李海チャン(イ・ヘチャン)代表の主宰で緊急会議を開いて「北朝鮮の開城共同連絡事務所の爆破に強い遺憾を表明する」という立場を出した。



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