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慰安婦支援団体「寄付金、おばあさんに41%使った」 支出内訳公開は拒否(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆専門家「正義連の会計資料は不透明」

正義連の寄付金支出明細書に「被害者支援事業」項目の恩恵対象人員として「99人」「999人」「9999人」のような数字が繰り返し登場するという点も疑問だ。ホームタックスに入力された2017年の寄付金使用先を確認すると、国際連帯事業費と募金事業費、広報事業費、一般管理費の恩恵人員が合計999人だ。2018年度にも5つの項目がすべて999人と表記されていた。また、4つの項目は恩恵人員を99人と記入していた。

正義連側は記者会見で「データがきちんと説明されなかった部分はお詫び申し上げる。少ない人材で仕事を進めながら内部的な困難があった」とし「その部分は直していく」と謝った。だが、使用先の細部内訳の公開要求には「世の中のある非政府組織(NGO)は活動内訳を一つ一つ公開し、詳しい内容を公開しなければならないのか分からない。企業にはなぜ要求しないのか、非常に苛酷だと考える」として回答を避けた。


高麗(コリョ)大学経営大学教授で元韓国会計学会長の李晩雨(イ・マンウ)氏は「正義連は被害者支援が固有の目的に符合する事業であるはずだが、会計資料が不透明で区別できない」とし「監督官庁があったとすれば、必ず確認を求めた事案」と指摘した。

正義連が寄付金およそ3300万ウォンを2018年飲食店などに使ったと寄付金明細支出処理したことが確認された。

11日に正義連が国税庁ホームページに公開した「寄付金品の募集および支出明細書」によると、この団体は2018年ディオブリューイング株式会社に3339万8305ウォンを寄付金として支出したと記入している。これはその年の寄付金支出額(3億1067万4155ウォン)のうちの約10%に該当する。ディオブリューイングはソウル清進洞(チョンジンドン)と紫陽洞(チャヤンドン)の2カ所で「オクトバーフェスト」というビールが中心の飲酒店を運営している会社だ。支出目的は「募金事業」、恩恵人員は999人と記入してある。

ハン・ギョンヒ事務局長は「同年11月18日、ソウル清進洞(チョンジンドン)のオクトバーフェストで28周年記念行事を開いた」とし「当時、ディオブリューイングで支出した費用だけでなく宅配費、クィックサービスなどがすべて含まれた」と話した。同年、慰安婦被害女性のための被害者支援事業費として使われたのは2300万ウォンだった。

ディオブリューイング関係者は「当日発生した売上は972万ウォン」としながら「正義連は当日の売上全額を当社に(後援ではなく)事業費として支出し、当社がこのうち食材料費と当日働いた職員の人件費、その他経費など実費を除いた541万ウォンを後援したことで会計処理した」と話した。

◆金福童(キム・ボクドン)奨学金論争に「何が問題なのか」

この日の記者会見で、正義連は「金福童奨学金」論争に関連しても「何が問題なのか、むしろ聞きたい」という立場を明らかにした。金福童奨学金は金さんの葬儀を執り行った後に残った費用に後援金を加えて昨年2月に新設された。支援対象を「市民団体活動家の大学生の子女」に制限した。これについて、奨学金を支給した市民団体活動家の子女のうち、正義連関係者はいないかという質問が出てくると「1人もいない」と答えた。あわせて「平和統一への努力、女性運動に献身した活動家の子女に200万ウォンの奨学金を届けたことの何が問題か分からない。むしろ称賛を受けるべきことなのではないか」と反問した。


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