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緊急事態宣言前の「東京脱出」ハッシュタグ拡散…地方が危ない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

7日、日本政府が緊急事態宣言を予告した中で、オンライン上で「東京脱出」というハッシュタグが急速に広がっている。

7日、日本政府が緊急事態宣言を予告した中で、オンライン上で「東京脱出」というハッシュタグが急速に広がっている。ツイッターなどソーシャルメディア(SNS)でこのようなことが起きていると朝日新聞はこの日、報道した。

専門家は東京から実家などがある地方に離れる人が多くなり、相対的に新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)拡散があまりなかった地方に火の粉が飛ぶのではないかと懸念している。首都圏のウイルスが地方に運ばれ、そこで集団感染が起きかねないということだ。

実際、最近になって類似の事例が各地で報告されている。同紙によると、3月末に佐賀県では東京から帰省中の30代女性が発症し、4日に陽性が確認された。その後、この女性の70代の母親と80代の祖母もそれぞれ陽性が判明した。


秋田県でも同じような事例が報告された。防疫当局の調査の結果、東京から帰省した専門学校生の10代女性と母親で看護助手の50代女性と父親の50代男性の感染が確認されたという。その逆の事例もある。東京に在住の10代女子学生が、先月18日に静岡の実家に帰省したが、東京に戻った後の1日に感染が確認された。ところがこの学生の母親は市立静岡病院で看護師として勤務しており、濃厚接触者に分類されてPCR検査を待っていた。結局、一家4人全員が陽性判定を受けたという。

専門家は医療スタッフや病床が不足している地方で感染が広がった場合、医療崩壊が早まる可能性があると警告している。

日本政府が主催する専門家会議のメンバーである東北大学の押谷仁教授(ウイルス学)は4日、ツイッターを通じて「少数の感染者が出ただけで医療体制は維持できなくなります」とし「ウイルスを拡散するような行動はできるだけ避けていただく必要がある」と指摘した。

このように日本国内で新型コロナ恐怖が広がっているなかで、東京の有名大学病院では医療スタッフ18人が集団感染したことが確認された。そのうえ感染者を含めて40人が最近集団で会食まで行ったことが明らかになって公憤を買っている。

6日、慶応義塾大学病院はホームページを通じてこのような事実を知らせた。病院側は先月31日、病院で研修を終えた研修生1人が新型コロナに感染した事実を確認した直後、この研修生と接触した可能性のある他の研修医99人を検査した。その結果、6日まで18人の感染者が確認された。

ところが、このうち相当数は研修医40人が出席した会食に同席していたという。東京で連日感染者が増えて東京都知事が外出自粛を訴える中でこうしたことが起きた。

病院側は「研修医らの行動は患者を守るべき医療者として許されない行為」とし「医師としての自覚が欠如していたと言わざるをえない」として謝罪コメントを発表した。



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