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日本政府「韓国人虐待なかった」反論…「軍艦島」展示館開館で議論

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

第2次世界大戦当時の軍艦島の様子。[中央フォト]

日本政府が世界文化遺産で「軍艦島」と呼ばれる端島で「韓国人に対する差別はなかった」という内容の展示物を掲げた展示館を31日に開館する。こうした日本政府の動きにより強制徴用労働者をめぐる韓日両国間の対立がさらに増幅されるものとみられる。

産経新聞は「軍艦島を含む『明治日本の産業革命遺産』を紹介する『産業遺産情報センター』を東京都内に設置する」と報道した。

同紙によると、展示館は「朝鮮半島出身者が差別的な扱いを受けたとする韓国側の主張とは異なる実態」を展示する計画だ。軍艦島の元島民の証言動画や給与明細などを関連証拠として公開するということだ。


この中には第2次世界大戦当時軍艦島で暮らした在日韓国人2世の鈴木文雄さんが生前に語った証言も含まれている。彼は「周囲の人にいじめられたことはない」と話したという。また、三菱重工業長崎造船所で働いた台湾人徴用工の給与袋を展示し、日本人以外にも賃金が支払われていたことを強調する計画だ。

この展示館を運営する産業遺産国民会議の加藤康子専務理事は同紙に「一次史料や当時を知る証言を重視した。元島民から話を聞いたが、朝鮮人が虐待されたという証言は聞かなかった。判断は見学者の解釈に任せたい」と話した。

この日の開館式は新型コロナウイルスの感染拡大を受け関係者のみで行い、一般公開は当面先送りすることにしたと同紙は伝えた。



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