ソウル新道林洞(シンドリムドン)のコリアビルディング11階の「エース損害保険」コールセンターの新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)による集団感染者が一日で約4倍に増えた。ソウル市はコールセンター感染者が前日22人から10日少なくとも83人(午後9時基準、家族および知人感染者8人を含む)に増えたと明らかにした。
保健当局は同層(11階)の勤務者207人、7~9階550人の感染有無も調査しているため感染者はさらに増えるものとみられる。感染者はソウル・京畿(キョンギ)・仁川(インチョン)に散在しており首都圏が危険に陥った。
韓国政府は2月末から「社会的距離を置くこと」を強調してきたが、コールセンターのような死角地帯を細かく管理できなかった穴を露わにした。コールセンターの最初の感染者Aさん(56、女)は感染確認まで6日程度ウイルスを伝播した。中央防疫対策本部のクォン・ジュヌク副本部長はこの日「感染者たちは4日ごろ、症状が(初めて)現れ始めたと把握している」と明らかにした。新型肺炎は症状発現一日前から無症状感染を起こすため、今月3~8日に感染したと推定される。
保健当局は多数の感染者が地下鉄やバスなど公共交通を利用したと明らかにした。感染者が立ち寄ったと調査されたEマート・トレイダース軍浦(クンポ)店、ニューコアアウトレット坪村(ピョンチョン)店、新世界百貨店江南(カンナム)店などは臨時閉鎖された。当局は電話応対の過程でしぶき(唾のしぶき)が飛んだと推定する。特別な換気口がなく、騒音のために窓を閉じる場合が多かった。このコールセンターの職員Bさんは「お互いに席がくっついていて感染者が職員たちの飲み会にも参加した。弁当を一緒に食べた職員が多く感染した」と話した。
10日、大邱市(テグシ)などによると、大邱地域の多くのコールセンターでも感染者が多数発生した。先月から今月初めまで少なくとも3カ所以上のコールセンターで7人以上だ。
専門家たちは政府が柔軟勤務制(先月26日)、社会的距離を置くこと(28日)などを口先だけで強調したと指摘する。東国(トングク)大学医科大学予防医学科のイ・グァン教授は「少なくとも一週間広報し、『コールセンターは机を間に置いて座り、頻繁に喚起しなさい』など具体的な指針を出すべきだった」と指摘した。チョン・ギソク元疾病管理本部長〔翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科教授〕は「老人ホーム・コールセンターなど密集施設にも感染管理責任者が必要だ」と話した。
コールセンター発感染が首都圏の流行の出発点になり得るという懸念の声も上がっている。翰林大医科大学予防医学科のキム・ドンヒョン教授は「首都圏で患者が急増すれば大きな問題になる。これに備えた医療機関の対応体系を早急に作る必要がある」と話した。
保健当局は同層(11階)の勤務者207人、7~9階550人の感染有無も調査しているため感染者はさらに増えるものとみられる。感染者はソウル・京畿(キョンギ)・仁川(インチョン)に散在しており首都圏が危険に陥った。
韓国政府は2月末から「社会的距離を置くこと」を強調してきたが、コールセンターのような死角地帯を細かく管理できなかった穴を露わにした。コールセンターの最初の感染者Aさん(56、女)は感染確認まで6日程度ウイルスを伝播した。中央防疫対策本部のクォン・ジュヌク副本部長はこの日「感染者たちは4日ごろ、症状が(初めて)現れ始めたと把握している」と明らかにした。新型肺炎は症状発現一日前から無症状感染を起こすため、今月3~8日に感染したと推定される。
保健当局は多数の感染者が地下鉄やバスなど公共交通を利用したと明らかにした。感染者が立ち寄ったと調査されたEマート・トレイダース軍浦(クンポ)店、ニューコアアウトレット坪村(ピョンチョン)店、新世界百貨店江南(カンナム)店などは臨時閉鎖された。当局は電話応対の過程でしぶき(唾のしぶき)が飛んだと推定する。特別な換気口がなく、騒音のために窓を閉じる場合が多かった。このコールセンターの職員Bさんは「お互いに席がくっついていて感染者が職員たちの飲み会にも参加した。弁当を一緒に食べた職員が多く感染した」と話した。
10日、大邱市(テグシ)などによると、大邱地域の多くのコールセンターでも感染者が多数発生した。先月から今月初めまで少なくとも3カ所以上のコールセンターで7人以上だ。
専門家たちは政府が柔軟勤務制(先月26日)、社会的距離を置くこと(28日)などを口先だけで強調したと指摘する。東国(トングク)大学医科大学予防医学科のイ・グァン教授は「少なくとも一週間広報し、『コールセンターは机を間に置いて座り、頻繁に喚起しなさい』など具体的な指針を出すべきだった」と指摘した。チョン・ギソク元疾病管理本部長〔翰林(ハンリム)大学聖心(ソンシム)病院呼吸器内科教授〕は「老人ホーム・コールセンターなど密集施設にも感染管理責任者が必要だ」と話した。
コールセンター発感染が首都圏の流行の出発点になり得るという懸念の声も上がっている。翰林大医科大学予防医学科のキム・ドンヒョン教授は「首都圏で患者が急増すれば大きな問題になる。これに備えた医療機関の対応体系を早急に作る必要がある」と話した。
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