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韓国、新型肺炎による死亡率が湖北省を除いた中国より高い

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
新型コロナウイルス感染症(コロナ19、新型肺炎)の韓国内感染者の死亡率が湖北省を除いた中国本土の死亡率より高いということが分かった。1月20日韓国で新型肺炎の感染者が初めて発生して以来、37日目である26日現在の死亡率は0.95%(暫定分)だ。武漢市が属した湖北省を除いた中国全体(0.78%)より0.17%ポイント高い。

26日中央災害安全対策本部によると、この日午後5時を基準に韓国の新型肺炎累積感染者は1261人だ。この中で12人が亡くなった。

死亡率は0.95%(暫定分で以下死亡率同じ)だ。死亡者はさらに増える可能性もある。気管内挿管後に人工呼吸器の治療を受けている危篤な患者は5人に達する。


死亡者の相当数が慶北清道(キョンブク・チョンド)テナム病院閉鎖精神病棟に集中していた。病棟入院中に新型肺炎の陽性判定を受けた103人の感染者の中で7人が亡くなった。テナム病院に限れば死亡率は6.8%に高騰する。

テナム病院患者は長い間の病床生活で免疫力が落ちたうえに閉鎖された空間で生活していたため、感染に簡単に露出したというのが防疫当局の分析だ。これを受け、全国障害者差別撤廃連帯はこの日、国家人権委の前で記者会見を行って精神病棟患者が地域社会で適切な医療システムを利用できる「脱院化」の対策を促した。

新型肺炎が初めて確認された中国本土全体は韓国より高い3.48%の死亡率を記録した。だが、最初の発生地で一時全世界の注目を浴びた武漢市が属した湖北省を除けば事情が変わる。

中国国家衛生健康委員会資料を見ると、26日0時現在の湖北省を除いた中国内累積感染者は1万2877人だ。この中で100人が亡くなった。死亡率0.78%で韓国より低い水準だ。

中国政府は新型肺炎事態が「安定化」したと見なしている。中国全体の新規感染者は18日1749人から19日394人、20日889人、24日508人、25日406人へと減少傾向だ。

日本も横浜港に停泊中であるクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を含めば死亡率が中国と似たような水準だ。新型肺炎の感染者は現在862人(ダイヤモンド・プリンセスの691人を含む)、死亡者は計6人(ダイヤモンド・プリンセスの4人)だ。死亡率0.7%だ。プリンセスを除けば死亡率は1.17%で韓国より高い。

これについてチョン・ウンギョン疾病管理本部長はこの日、定例ブリーフィングで「韓国内新型肺炎の致命率は一部患者の死亡原因に対する再判断が必要な状況」とし「暫定統計に限って集計されている」と話した。また「中国も継続して統計が変わっている」として「(コロナ19)流行が進められているうえに、また特殊な状況があって(死亡率が)どこが高い、低いと言い難い」と話した。

ただし、チョン本部長は死亡率を下げるためには感染者を早急に発見することが大事だと話す。彼は「多くの大人患者は致命率が非常に低いが、高齢、または透析・糖尿・心血管患者は違う」として「重要なのは患者を早期に発見して重症度分類に合わせた治療を可能にすること」と説明した。



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