中国の新型コロナウイルス感染による死者が2236人に増えた。中国国家衛生健康委員会は21日の発表で、20日に118人が死亡したと明らかにした。中国は10日以上にわたり毎日100人前後の死者を出している。
中国の習近平国家主席は新型コロナとの戦いを「人民戦争」と述べた。中国国務院の丁向陽副秘書長は「中国建国以来の非常事態の戦役」と告白した。それだけ苦戦しているということだ。
その中国が今では韓国と日本を心配し始めた。20日午前、中国環球時報は「韓国の状況が厳しい」という速報を出した。大邱(テグ)で多数の感染者が出たことを伝えながらだ。また中国はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染者が続出している日本の状況も憂慮している。20日午後には中国が日本国立伝染病研究所に新型コロナ患者を検査する核酸診断キットを提供したという記事が出てきた。
20日夜には韓国と日本に向けて新型コロナを決して軽視してはいけないと警告した。環球時報を通じてだ。「西側専門家の論文によると、今が韓国・日本の峠」と題した記事でその理由を説明した。
記事は、先月24日に国際医学学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された米国とオランダの医学専門家の新型コロナ論文に注目する必要があると強調した。1カ月ほど前の記事だが、重要な内容が書かれているということだ。大きく二つある。
一つは新型コロナの破壊力は2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)より弱いが、これがむしろこのウイルスの伝播を抑制しようとする努力に影響を及ぼすということだ。軽く考えるため対応が弱まるという。
もう一つは感染者の多数はほとんど症状がないか軽い症状であるため、感染者と接触した人を追跡するのを難しくするということだ。その結果、新型コロナがグローバル公共衛生システムを破壊するほどの威力を持つと主張した。
軽く見えるウイルスがさらに恐ろしく、伝播力が強く、悲惨な結果をもたらすというのが論文の骨子だ。ところが日本と韓国で最近進行している状況を見ると、新型コロナを軽視している印象を否めないということだ。
日本の高官は新型コロナについて「風邪の一種」とし、軽症患者は家で休めばよいと述べた。またクルーズ船を出た乗客が陰性反応を見せると、隔離は必要ないとして公共交通手段での帰宅を認めた。
韓国では教会で10人以上が感染する事件が発生し、韓国の国民は心配だろうが、すでに経験した中国としてもこれに冷や汗を流すしかないと、環球時報は伝えた。
中国は韓国や日本など新型コロナの危機に直面したすべての国に対し、このウイルスを決して甘く見てはならず、軽症患者や無症状感染者がもたらすリスクに徹底的に対応する必要があるという点を強調している。
中国の湖北省と武漢の苦痛を他人事のように考えてはいけないということだ。必要なら中国の防疫手段と経験を参考にして韓国と日本の防疫作業を強化することを望むという言葉も付け加えた。
中国武漢を中心に広がった新型コロナ事態を対岸の火事のように眺めていた韓国と日本が、今では中国から心配される状況を迎えている。要するに、新型コロナには徹底的に対応する必要があり、軽く見なせば大変な事態を招くということだ。
中国の習近平国家主席は新型コロナとの戦いを「人民戦争」と述べた。中国国務院の丁向陽副秘書長は「中国建国以来の非常事態の戦役」と告白した。それだけ苦戦しているということだ。
その中国が今では韓国と日本を心配し始めた。20日午前、中国環球時報は「韓国の状況が厳しい」という速報を出した。大邱(テグ)で多数の感染者が出たことを伝えながらだ。また中国はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で感染者が続出している日本の状況も憂慮している。20日午後には中国が日本国立伝染病研究所に新型コロナ患者を検査する核酸診断キットを提供したという記事が出てきた。
20日夜には韓国と日本に向けて新型コロナを決して軽視してはいけないと警告した。環球時報を通じてだ。「西側専門家の論文によると、今が韓国・日本の峠」と題した記事でその理由を説明した。
記事は、先月24日に国際医学学術誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された米国とオランダの医学専門家の新型コロナ論文に注目する必要があると強調した。1カ月ほど前の記事だが、重要な内容が書かれているということだ。大きく二つある。
一つは新型コロナの破壊力は2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)より弱いが、これがむしろこのウイルスの伝播を抑制しようとする努力に影響を及ぼすということだ。軽く考えるため対応が弱まるという。
もう一つは感染者の多数はほとんど症状がないか軽い症状であるため、感染者と接触した人を追跡するのを難しくするということだ。その結果、新型コロナがグローバル公共衛生システムを破壊するほどの威力を持つと主張した。
軽く見えるウイルスがさらに恐ろしく、伝播力が強く、悲惨な結果をもたらすというのが論文の骨子だ。ところが日本と韓国で最近進行している状況を見ると、新型コロナを軽視している印象を否めないということだ。
日本の高官は新型コロナについて「風邪の一種」とし、軽症患者は家で休めばよいと述べた。またクルーズ船を出た乗客が陰性反応を見せると、隔離は必要ないとして公共交通手段での帰宅を認めた。
韓国では教会で10人以上が感染する事件が発生し、韓国の国民は心配だろうが、すでに経験した中国としてもこれに冷や汗を流すしかないと、環球時報は伝えた。
中国は韓国や日本など新型コロナの危機に直面したすべての国に対し、このウイルスを決して甘く見てはならず、軽症患者や無症状感染者がもたらすリスクに徹底的に対応する必要があるという点を強調している。
中国の湖北省と武漢の苦痛を他人事のように考えてはいけないということだ。必要なら中国の防疫手段と経験を参考にして韓国と日本の防疫作業を強化することを望むという言葉も付け加えた。
中国武漢を中心に広がった新型コロナ事態を対岸の火事のように眺めていた韓国と日本が、今では中国から心配される状況を迎えている。要するに、新型コロナには徹底的に対応する必要があり、軽く見なせば大変な事態を招くということだ。
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