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【コラム】サムスンとLGの悲しい8Kテレビ攻防戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
8Kテレビ戦争がますます泥沼化している。韓国家電の双頭であり世界市場1、2位のサムスン電子とLGエレクトロニクスの攻防戦にしてはあまりにも乱暴だ。LGは「本当の」8KテレビはLGのOLED(有機EL)テレビだけで、サムスンの8KテレビであるQLED(量子ドット液晶)は「偽物」とあからさまに毒づく。サムスンはQLEDをLGが位置する汝矣島(ヨイド)の面積の2倍(テレビ画面サイズ)と同じくらい売ったが、その良いというOLEDはどれほど売ったのかと皮肉を言う。

実際、年間2億台程度の世界のテレビ市場で8Kテレビの販売台数は30万台に及ばない。何よりも、今は8Kテレビで見る映画やドラマ、スポーツなどのコンテンツもない。だから8Kテレビの攻防戦は4Kであれ8KであれQLED(サムスン)やOLED(LG)テレビを1台でも多く販売するという乱打戦に過ぎない。

しかし、その裏側を見れば悲しい戦いだ。普及型LCDテレビ市場を中国に全て奪われ、最後に残った高額テレビ市場で生き残るための瀬戸際の戦いだからだ。中国は2014年頃からLCDを戦略産業として育成した。ついに1~2年前からは韓国より、少なくとも20%安い価格でLCDを作り始めた。中国企業はそのLCDでテレビを作り、サムスンやLGテレビの半額で売る。中国の物量攻勢にサムスンとLGディスプレイは空しく倒れた。50インチ以下のテレビを作るLCD生産ラインを次々と畳んでいる。今、両社が年末までに1万人近くの希望退職を受け付けている理由だ。


中国は現在、「中国の製造2025」により韓国ができなかったディスプレイの新素材と装備開発まで推進している。韓国のディスプレイ産業は2000年代半ばに日本から1位を奪った後、グローバル市場を席巻してきた。しかし、中国の挑発によりわずか4~5年で窮地に追い込まれた。それでもサムスンとLGが大規模な投資によりしばらくは市場優位性を保つことはできるだろうが、以前のような栄華を誇ることは難しい。中国に押されているのはディスプレイだけではない。すでに造船、鉄鋼、自動車、5G(世代)通信などの主導権が1つずつ中国に移りつつある。

世界に誇っていた産業が1つずつ崩れるにつれ巨済(コジェ)、浦項(ポハン)、蔚山(ウルサン)の職も相次いで消えている。中国だけが計画して産業を育成するわけではない。米国は「最先端の製造(Advanced Manufacturing)」、ドイツは「インダストリー4.0(Industry 4.0)」、日本は「産業再生戦略(Industry Revival Plan)」などをテーマに産業競争力の向上と雇用創出のために政府と業界が知恵を出し合っている。世界はこのように動いているのに、韓国政府はいつまで企業を冷遇し、税金を投じて「アルバイト型」の公共雇用ばかり作っているつもりなのか。

チャン・ジョンフン/産業2チーム次長



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