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【噴水台】時代遅れの従属理論=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
哲学者の卓石山(タク・ソクサン)氏は著書『韓国人は何で生きるのか』で韓国人の特性をこのように例示する。「魚を見ればどんな原理で水の中であのように動くのかに関心を持つより、どのように料理すればもっとおいしいだろうか考える」。すなわち目に見えるものの向こう側に存在する原理探求よりは、すぐに見て、触れて、味わって、聞く「感覚」を重視するということだ。これを卓氏は感覚的快楽主義あるいは人生主義と称した。

韓国人のこうした特性は「基礎が弱い」という否定的意味として通じたりもした。だが最近では「別のことをうまくやればいいじゃないか」という形に変わる傾向だ。弱点(基礎)補完にばかり熱中するより、強み(感覚)を生かしてコストパフォーマンスを高めれば競争力があるという主張だ。K-POP、K-フードなどがこれを証明し、「ファーストムーバー」(先導者)ではなく「ファーストフォロワー」(追従者)として世界のスマートフォン市場を席巻したのも韓国だ。むしろ海外では韓国の応用力・瞬発力などを高く評価するともいう。

この渦中で対日経済戦争の局面で青瓦台(チョンワデ、大統領府)・政府要人が取り出したのが「鵜飼い経済論」だ。鵜という鳥(韓国)のように首をひもで縛られ、えさをくわえても飲み込めないまますべて主人(日本)に奪われるのが韓国経済という論理だ。だが韓国貿易協会の資料によると昨年の日本製半導体製造用装備輸入額52億4200万ドルなど半導体の日本関連輸入額は178億ドル前後だった。これに対し昨年の韓国半導体の海外輸出額は1260億ドルだった。数字上では日本の原料を適切に加工してお腹いっぱいに飲み込んだ格好ではないのか。


サムスン電子がソニーなど日本の電子メーカーを圧倒するというのはいまでは幼い子どもでも知っている。グローバル分業構造から目をそらしたまま時代遅れの支配・被支配の従属理論を提起するのはなぜだろうか。市中には「韓国経済より386の精神世界が鵜のようだ」という話が多い。

チェ・ミンウ/政治チーム次長





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