青瓦台(チョンワデ、大統領府)が韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)見直しの可能性を示唆したが、原則的な発言だったとして事態の火消しに出た。鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は18日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と5党代表の会合でGSOMIAに対して「今は維持の立場だが、状況によって見直すこともあり得る」と話した。
正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)代表らが「日本が韓国をホワイトリスト国から除外する場合、正面対抗カードとしてGSOMIAを廃棄しなければならない」と主張したことに伴うものだ。この日の会合で鄭室長と金尚祖(キム・サンジョ)政策室長は「7月30日または8月1日に(日本が韓国の)ホワイトリスト排除を発表するだろうと予想している」と報告したという。沈相ジョン代表は公開発言で「日本が韓国をホワイトリストから除外する措置を実際に取るなら、日本が韓国を安保パートナーとして認めないということなので、GSOMIA廃棄を検討するべき」とし「安保協力をしないという国に軍事情報をどうしたら提供することができるのか。8月23日までに通知すればいい。米国の協力を効果的に引き出す契機になるだろう」と話した。
非公開に切り替わった会合で、文大統領はこれについて特別な言及をしなかった。代わりに鄭室長は「今は維持の立場だが、状況によって見直すこともあり得る」と明らかにした。
沈代表に続いて民主平和党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)代表も、この会合で「ホワイトリストから除外されれば経済報復措置のラインを越えて韓日関係の根本に触れることになる。安保上で信頼できない国になるのに、そのような条件なら、GSOMIA延長に何か意味はあるのか」と話したと明らかにした。これに対しても文大統領は特別な言及なく傾聴していたという。
GSOMIAは韓日が軍事情報を相互に提供する協定だ。2016年11月に締結され、1年単位で更新されている。延長を希望しない側が協定満期の90日前(来月24日)までに通知することになっている。今まで外交安保の実務ラインではGSOMIAの延長側に軸足が置かれていた。
共同発表文に明記されてはいないものの、1項に含まれた「北東アジア安保協力の低下」にGSOMIA破棄の可能性まで内包していると沈・鄭両代表は伝えた。
沈代表は会合直後、記者団との懇談会で「政府が積極的にGSOMIAを破棄するとは限らないが、国会次元ではこの問題に対する警告を明確にしなければならないと話した」とし「最初の草案には自由韓国党の反対で(該当文面が)含まれなかったが、代表間で議論を再度行って含まれることになった」と伝えた。あわせて「GSOMIA破棄の注文に対し、文大統領や青瓦台関係者が直接大きく言及しはしなかったものの、この問題が重要だということに共感を示した」と付け加えた。鄭東泳代表も「(1項は)GSOMIAが破棄されうるという警告を含んでいる」と明らかにした。
青瓦台国家安保室長「韓日軍事協定見直し」波長…青瓦台「原則的発言」火消し(2)
正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)代表らが「日本が韓国をホワイトリスト国から除外する場合、正面対抗カードとしてGSOMIAを廃棄しなければならない」と主張したことに伴うものだ。この日の会合で鄭室長と金尚祖(キム・サンジョ)政策室長は「7月30日または8月1日に(日本が韓国の)ホワイトリスト排除を発表するだろうと予想している」と報告したという。沈相ジョン代表は公開発言で「日本が韓国をホワイトリストから除外する措置を実際に取るなら、日本が韓国を安保パートナーとして認めないということなので、GSOMIA廃棄を検討するべき」とし「安保協力をしないという国に軍事情報をどうしたら提供することができるのか。8月23日までに通知すればいい。米国の協力を効果的に引き出す契機になるだろう」と話した。
非公開に切り替わった会合で、文大統領はこれについて特別な言及をしなかった。代わりに鄭室長は「今は維持の立場だが、状況によって見直すこともあり得る」と明らかにした。
沈代表に続いて民主平和党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)代表も、この会合で「ホワイトリストから除外されれば経済報復措置のラインを越えて韓日関係の根本に触れることになる。安保上で信頼できない国になるのに、そのような条件なら、GSOMIA延長に何か意味はあるのか」と話したと明らかにした。これに対しても文大統領は特別な言及なく傾聴していたという。
GSOMIAは韓日が軍事情報を相互に提供する協定だ。2016年11月に締結され、1年単位で更新されている。延長を希望しない側が協定満期の90日前(来月24日)までに通知することになっている。今まで外交安保の実務ラインではGSOMIAの延長側に軸足が置かれていた。
共同発表文に明記されてはいないものの、1項に含まれた「北東アジア安保協力の低下」にGSOMIA破棄の可能性まで内包していると沈・鄭両代表は伝えた。
沈代表は会合直後、記者団との懇談会で「政府が積極的にGSOMIAを破棄するとは限らないが、国会次元ではこの問題に対する警告を明確にしなければならないと話した」とし「最初の草案には自由韓国党の反対で(該当文面が)含まれなかったが、代表間で議論を再度行って含まれることになった」と伝えた。あわせて「GSOMIA破棄の注文に対し、文大統領や青瓦台関係者が直接大きく言及しはしなかったものの、この問題が重要だということに共感を示した」と付け加えた。鄭東泳代表も「(1項は)GSOMIAが破棄されうるという警告を含んでいる」と明らかにした。
青瓦台国家安保室長「韓日軍事協定見直し」波長…青瓦台「原則的発言」火消し(2)
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