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「南北首脳会談、トランプ大統領が提案も実現せず」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2月末にベトナム・ハノイで開催された2回目の米朝首脳会談が決裂した後、韓国政府が南北首脳会談を推進したが実現しなかったと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が4日明らかにした。

鄭室長はこの日の国会運営委で、「11日の韓米首脳会談の前に南北首脳会談の可能性はあるのか」という姜孝祥(カン・ヒョサン)自由韓国党議員の質問に対し、「難しい」と答えながらこのように述べた。

鄭室長は「2月28日にトランプ大統領が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に電話をし、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に会って(非核化を)説得した後、結果を持って(自分と)会おうと提案した」とし「しかし事情が良くなく、韓米首脳会談の前に南北首脳会談は難しそうだと米国側に話した」と説明した。


また鄭室長は政府が対北朝鮮特使派遣を検討中だと明らかにした。2回目の米朝首脳会談が決裂した直後、一部では南北首脳会談や対北朝鮮特使派遣の必要性が提起された。しかし政府はしばらく冷却期が必要だという判断に基づき、対北朝鮮特使派遣の代わりに中国・ロシアなどと接触し、状況管理に集中した。

しかし鄭室長がこの日、対北朝鮮特使派遣の可能性に言及したことで、北朝鮮への特使派遣に関連して進展があるかもしれないという見方が出ている。これを受け、停滞局面にある北朝鮮非核化のための米朝交渉が再開される可能性も提起されている。



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