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<南北首脳会談>「金正恩委員長、夕食会でかなり飲んだ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金正恩委員長が宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官に(左の写真)、金与正(キム・ヨジョン)第1副部長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に酒を注いでいる。(写真=青瓦台フェイスブック)

青瓦台(チョンワデ、大統領府)が27日に開催された南北首脳会談当時の文在寅(ムン・ジェイン)大統領夫妻と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長夫妻の歓談内容を公開した。

青瓦台のコ・ミンジョン副報道官によると、金委員長は「なぜ分けられていくものを作るのか分からない」とし「南と北は同じ地であり、わずか数メートル歩いてきただけだが、時間がなぜこのように違うのか」と述べた。

そしていわゆる「平壌(ピョンヤン)時間」を「ソウル時間」に合わせるという決定を知らせた。平壌時間はソウル時間より30分遅い。これに対し文大統領は「標準時のほかにも南北間の標準が異なるものがあるが、これを合わせていこう」と述べた。


金正淑(キムジョンスク)夫人は「多くのものが断たれていて残念だが、今日は多くの誠意を感じることができた」と述べた。すると金委員長の李雪主(イ・ソルジュ)夫人は「夫の仕事がうまくいくように願う私たちの心も一つなのでうれしい」と述べた。両首脳が会談を成功させることを望む心は金正淑夫人も自分も同じという趣旨と解釈される。

李雪主夫人は「私と同じく金正淑女史も声楽を専攻したためか親しみが感じられる」とし「私たちは芸術産業で力になれると思う」と話した。慶煕大声楽科出身の金正淑夫人はソウル市立合唱団の団員として活動したことがあり、李雪主夫人は芸術専門学校(平壌クムソン第2高等中学校)を出て、銀河水管弦楽団で歌手として活動した。

続く夕食会では和気あいあいとした雰囲気の中、当初予定されていた午後8時30分を過ぎて40分間追加で行われた。青瓦台関係者は「普通、夕食会では席を外すことはないが、この日は自由な雰囲気だった」とし「乾杯をしながら酒を注いで言葉を交わした」と伝えた。この関係者は「金委員長はお酒に強そうには見えなかったが、かなり飲んだと聞いている」とし「李雪主夫人が飲んだかは確認できず、金与正(キム・ヨジョン)党中央委第1副部長は飲んだと聞いている」と明らかにした。

夕食会で「故郷の春」を歌う場面では、李雪主夫人、金与正副部長、玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵(サムジヨン)管弦楽団長らが一緒に歌ったりもした。夕食会のデザートは統一旗(韓半島旗・朝鮮半島旗)がデザインされた丸いチョコレートだった。文大統領と金正恩委員長が木槌でこれを割るパフォーマンスも開かれた。青瓦台関係者は「両首脳が南北をめぐる多くの困難と違いを打ち破るという意味」と説明した。



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