個人再生中であるキム・ソンホさん(仮名)の後姿。キムさんは2度の個人再生をしたが、再び貸金業3カ所で借金をしている。
地方の零細会社で働いているイ・ウヨンさん(33、仮名)も205万人のうち1人だ。彼は20代に生活費で高金利融資を調達して借金が5000万ウォン(約508万円)以上増えたところ、返すことができず2010年に個人再生を申し立てた。5年間返済金を払ったあげく、2015年に免責判定を受けた。積もっていた元利金の半分も返さないまま借金から解放された。ここまでは悪くなかった。ところで、個人再生から逃れるや否や、彼が訪れたところは貯蓄銀行・貸金業だった。国際結婚をするためだった。30%台高金利で1000万ウォンの融資を受けてブローカーを通じてフィリピン女性と結婚した。すぐに子供ができ、生活費が足りなくなるとまた融資を受けた。
2年目にして積もった借金が5000万ウォン。「150万ウォンの月給では利子さえ返し難い」というイさんは再び個人再生のように借金を減免してもらう方法がないか調べている。