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米副大統領「平昌五輪を金正恩氏の宣伝の場にさせない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

左からペンス米副大統領、ポンペオ米CIA長官、マクマスター米大統領補佐官

スイス・ダボスで26日まで開催される世界経済フォーラム(WEF)でトランプ大統領が世界各国の首脳と北朝鮮の非核化問題について議論すると、米ホワイトハウスが明らかにした。また、米国代表団を率いて来月の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)に出席するペンス副大統領は、平昌五輪が金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の宣伝の場になることを防ぐのに注力する方針だ。

平昌五輪をきっかけに南北対話モードが強まる中、米国は北朝鮮への圧力を強める様相だ。

マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)は23日(現地時間)、ホワイトハウスでの記者会見で「トランプ大統領は最も残酷な独裁政権である北朝鮮に対抗している」とし「北朝鮮の危険が高まっていて、北朝鮮政権が世界にどれほど重大な危険であるかを誰もが認識することが重要だ」と強調した。


続いて「(核・ミサイル)プログラムを持続的に追求しながら対話で成功できるという幻想を作り出したり、現状況を『ニューノーマル』として固定させようとする北朝鮮の術策に巻き込まれる過去の失敗を繰り返さない」と述べた。

また、ホワイトハウスの官僚は副大統領専用機で記者らに対し、「ペンス副大統領は金正恩委員長が(平昌)五輪期間にメッセージを奪う(hijack)ことを深く懸念している」と述べたと、ロイター通信などが報じた。

この官僚は「ペンス副大統領は平昌五輪で我々の代表選手を応援する計画」とし「しかしペンス副大統領は『メッセージ』という側面で今回の五輪が(北朝鮮の)2週間の宣伝戦に変質しないようにするだろう」と強調した。

同日、中央情報局(CIA)のポンペオ長官は北朝鮮の核開発の意図を米国本土打撃と赤化統一と明らかにした。

ポンペオ長官はこの日、米シンクタンク米国企業研究所(AEI)主催の講演で、金正恩委員長を「理性的(rational)」と評価した後、「北朝鮮の核・ミサイルの用途は『展示』ではなく米本土打撃および対南武力統一」と述べた。また「金正恩委員長は韓半島(朝鮮半島)統一まで念頭に置いた強圧的(coercive)用途で核兵器を使用するだろう」と予想した。金正恩委員長の核兵器は「体制防御」用ではないという分析だ。

また「北朝鮮は(核・ミサイル開発に)非常に速いペース(very rapid clip)で動いてきた。北朝鮮の試験能力が向上し、成功率まで高まるなど、米国に対する脅威を高めてきた」とし「北朝鮮は数カ月(a handful of months)後には米国を核攻撃できる力を持つだろう」という見方を示した。

ポンペオ長官は「トランプ大統領は現在、外交的な解決法に焦点を合わせているが、北朝鮮問題が解決されなければCIAは状況によるさまざまなオプションをトランプ大統領に提供する」と強調した。

ただ、「北朝鮮との核戦争に向かう危険なく、北朝鮮だけを制限的に攻撃する軍事的な選択はあるのか」という記者の質問には答えなかったと、ABCは伝えた。



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