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北朝鮮赤十字側「韓米演習中断すれば平昌五輪参加の判断材料になる」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)政府時の2015年に行われた離散家族対面を最後に中断された南北赤十字社関係者間の接触が最近あったと、与党の核心関係者が21日、伝えた。文在寅(ムン・ジェイン)政府に入り、南北当局の性格を帯びた当事者間の接触が明るみになったことは今回が初めて。

この関係者は「朴庚緖(パク・ギョンソ)大韓赤十字社(韓国赤十字)会長が、最近、海外で北朝鮮の赤十字要人と会い、北朝鮮の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)参加に関連した意見を交わしたと承知している」とし「当時、北朝鮮側の要人は『韓米が共同軍事演習を取り止めるか中断すれば(北朝鮮が)平昌五輪参加を決める時の判断材料になる』という趣旨のことを伝えたという」と述べた。

朴会長は11月5~8日、トルコで4年毎に開かれる国際赤十字社総会に参加した。朴会長はこの日、中央日報の電話インタビューで「私が会ったのではない。11月の総会に参加した北朝鮮赤十字社と局長級会合を行った」とし「具体的な議論内容はまだ明らかにできない」と伝えた。


朴会長は今月5~12日にスイスで開かれた赤十字社連盟寄付者諮問グループ会議にも参加したが、この席に北朝鮮側代表は参加しなかった。

離散家族の対面などを主管してきた南北赤十字間の公式実務接触は2015年9月8日が最後だった。朴会長はこれに関連して、「現在、北朝鮮とどのような議論が進行しているのか等は明らかにする段階ではない」とし「しかし、近く成果をお知らせする機会があるだろう」と述べた。

特に、北朝鮮側が伝えてきたという「演習中断」メッセージは、今月19日に文大統領が米国NBCとのインタビューで「韓米両国は平昌五輪期間に合同軍事演習を先送りする問題を検討する可能性がある」と述べた言葉と同じ脈絡だ。だが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)高位関係者は北側のメッセージに対して「青瓦台の議論テーブルに“公式に”のせて議論したことはない」と述べるにとどまった。文大統領はことし7月6日、ドイツ「ベルリン構想」の中で赤十字会談の開催と離散家族の故郷訪問を提案した。韓国政府は後続措置として軍事当局会談と赤十字会談を同時提案したが北朝鮮はこれを拒否した状態だ。

与党の核心要人は「北朝鮮の赤十字は北朝鮮政府を代表できなくても韓国と違って『官』の性格が強い」とし「平昌五輪参加問題だけでなく、今後、離散家族対面など北朝鮮との多様なチャネルが開かれていくことを期待する」と述べた。8月に就任した韓国赤十字の朴庚緖会長は北朝鮮を29回訪問して金日成(キム・イルソン)主席とも会ったことがある。



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