26日に大田地裁が所有権を浮石寺に認める判決を出した観世音菩薩坐像。
大田(テジョン)地裁は大韓仏教曹渓宗(チョゲチョン)浮石寺が昨年4月に韓国政府を相手に提起した観世音菩薩坐像引き渡し請求訴訟で原告の請求を受け入れたと26日、明らかにした。大田地裁は「その間進行された弁論と文化財庁で保管中の(現在は国立文化財研究所に保管)仏像に対する現場検証などを通じて、仏像は浮石寺の所有と推定される」とし「贈与・売買など正常な方法でない盗難・略奪などの方法で対馬で運搬された後、安置されていたとみられる」と判決した。続いて「歴史的・宗教的価値を考慮すれば、仏像の占有者は原告である浮石寺に引き渡す義務がある」と説明した。
大田地裁は「高麗史には仏像が制作された1330年以降5回にわたり倭寇が瑞山(ソサン)地域を侵入したという記録がある」とし「仏像に残っている焼けたあとと、ともにあるべき宝冠・台座がない点も略奪の根拠と見ることができる」と判示した。