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韓国産の世界一流商品739件、うち53%が中小企業の製品(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
慶尚南道金海(キムヘ)にある中小企業(株)デチョンは造船所で使用するマルチコアチューブを製造する会社だ。韓国造船業が不振の中、デチョンは海洋プラント・陸上プラント用マルチコアチューブを開発し、海外オイル・ガス市場に進出した。このおかげで造船業界の構造改革にもかかわらず、昨年の売上高(340億ウォン)は2014年(270億ウォン)比で26%増えた。世界マルチコアチューブ市場でデチョンが占めるシェアは66.3%にのぼり、2位(米オブライアン、9.8%)とは大きな差がある。

特定の市場で世界トップ圏の競争力を保有する中小企業が増えている。デチョンのように規模は小さいが一流商品を前に出して世界シェアを高める韓国中小企業の数が過去最多となった。同じ期間、世界一流商品が減少している大企業とは対照的だ。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は22日、産業通商資源部と共同で93件を「世界一流商品」に選定し、この製品を製造している106社を「一流商品生産企業」に指定した。目を引くのは中小企業の割合だ。今年新規で指定された106社のうち中小企業は78社(73.6%)と、大企業(13.2%)や中堅企業(13.2%)に比べてはるかに多い。


韓国企業が製造しているすべての世界一流商品(738件)のうち中小企業の製品(391件)も52.9%に増えた。昨年はこの比率が51.3%だった。世界一流商品の件数を見ると、大企業より中小企業の方が多いということだ。世界一流商品は具体的に「現在一流商品」(502件)と「次世代一流商品」(237件)に区分される。「現在一流商品」は世界市場シェアが5%以上で上位5位に入り、年間売上高500万ドル(約6億円)以上の製品だ。このように厳しい条件を通過した製品はサムスン電子・現代重工業など屈指の大企業が製造する製品(32.8%)もあるが、中小企業の製品(42.4%)の方が多い。

驚くのは今後世界1位商品になる可能性が高い「次世代一流商品」の数だ。KOTRAは7年以内に世界市場シェアがトップ5に入る可能性がある製品を次世代一流商品に選定する。この商品だけを見ると、中小企業の割合が75.1%と、大企業(2.4%)を圧倒している。KOTRA中堅企業支援チームのイ・チャンヒョン博士はこれを韓国の産業構造が改編されている信号と見ている。イ氏は「韓国輸出製品は過度に大企業に偏っている。しかし次世代一流商品の多数を中小企業が製造しているため、今後、大企業が停滞しても中小企業が大企業の穴を埋めることができるという希望が存在する」とし「将来は輸出製品の大企業への偏りが緩和するだろう」と予想した。



韓国産の世界一流商品739件、うち53%が中小企業の製品(2)

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