8月、全羅南道高興航空センターで離陸するEAV-3。(写真=韓国航空宇宙研究院)
航宇研は8月25日、大気が薄い高高度で太陽エネルギーだけで飛行する太陽光無人機(EAV-3)が高度18.5キロの成層圏で90分間飛行するのに成功したと発表した。当時、航宇研はEAV-3が世界で3番目に高度18キロ以上の成層圏に入った太陽光無人機だとし、長期滞空太陽光無人機分野で技術的優位を確保することになったと発表した。また、グーグルとフェイスブック、ロシア、中国などが太陽光長期滞空無人機の開発競争をしているが、まだ成層圏飛行には至っていないとし、航宇研の技術優位を強調した。当時「太陽電池とバッテリーの効率が高まれば」という前提を付けたが、航宇研は「成層圏で数カ月滞空する太陽光無人飛行機を利用し、違法操業をする外国漁船の監視や農作物の作況観測をより容易にできるだろう」と広報した。
先端技術を自慢した航宇研の太陽光無人機がなぜ倉庫の中で眠っているのか。航宇研側は「太陽光無人機の核心はバッテリーにあるが、バッテリー技術で壁にぶつかった。研究開発を続けたいが政府の予算支援もこれ以上得られず、残念な点が多い」と伝えた。
14億円投入した韓国産太陽光無人機、成層圏2回飛行して倉庫へ(2)
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