柔道・バドミントンなどお家芸種目で韓国選手が次々と苦杯をなめている。韓国が当初掲げた目標「10-10(金メダル10個、総合10位以内)」の達成に赤信号が灯った。最後の砦は17日から5階級に出撃するテコンドーだ。
2012年ロンドンオリンピック(五輪)58キロ級銀メダルリストのイ・デフン(24)は68キロ級に階級を上げて金メダルを狙う。世界選手権・アジア競技大会・アジア選手権を制覇したイ・デフンは18日午後(日本時間)の競技に出場する。16日リオデジャネイロのテコンドー訓練場では「太拳美男」イ・デフンの電光石火の足蹴りがミットを強打していた。最近、無敗ボクサー(49戦49勝)のフロイド・メイウェザー・ジュニア(39、米国)がリオ五輪を訪れボクシング競技を現場で観戦したという便りが伝えられた。記者は突然気になり始めた。イ・デフンの足蹴りとメイウェザーのパンチはどちらが速いだろうか。
2010年ナショナルジオグラフィックチャンネルが製作した『ファイトサイエンス』(激闘科学)がヒントをくれた。このドキュメンタリーはカポエラ(ブラジル)、ムエタイ(タイ)、空手(日本)、テコンドー(韓国)など武術別に足蹴りの強さを比較した。生体工学者とスポーツ生理学の専門家が各種目の選手の足首に加速度計器を取り付けてどのくらいスピードでサンドバックを蹴っているか測定した。足蹴りを行う人の加速度と重さを乗算すると正確な力の大きさが算出される。
テコンドーの回し蹴りは時速219キロ、力は1043キロに達した。回し蹴りのスピードはメジャーリーグ投手の剛速球(170キロ)よりも速く、力は1トンを越えた。ムエタイの回し蹴り(時速209キロ、力635キロ)やカポエラの上段蹴り技術のマルテーロ(時速159キロ、力816キロ)、空手の前蹴り(時速114キロ、力195キロ)を圧倒した。
『ファイトサイエンス』は「テコンドーは死の足蹴り」と紹介した。ボクサーのパンチも速くて強力だ。昨年5月、英国デイリーメールはメイウェザーのパンチが時速50キロに達すると報じた。ガラガラヘビが獲物を襲う時の速度の5倍だ。ボクシング8階級を制したマニー・パッキャオ(38、フィリピン)のパンチが相手に的中するのにかかる時間はわずか0.12秒。普通の人がまばたきするのにかかる時間(0.3秒)よりも速い。キース・リデルのパンチは時速71キロで2014年ギネスブックに最速パンチとして登録された。一般のプロボクサーのパンチ力は450キロ程度だ。グローブがなければ衝撃の程度はハンマー以上だ。
テコンドー代表チームのチョン・グァンチェ・コーチは「イ・デフンの足蹴りとメイウェザーのパンチを比較するには変数が多すぎる」としつつも「一般的にはボクシングのジャブが速いだろうがインパクトのあるデフンの連続蹴り(足を持ち上げた状態で瞬間的にひねりを加えて蹴ること)のスピードも劣らないだろう」とした。チョン氏は足を使うイ・デフンがパワーでは上回ると見ている。チョン氏は「デフンの足蹴りを一般人が受ければ肋骨が折れる可能性もある」とした。
テコンドー選手出身のイ・デフンの父親・イ・ジュヨルさんは「近距離なら拳、遠距離なら足が速い」とし「デフンの連続蹴りはボクシングジャブの速度にも劣らない」と確信した。イさんは「デフンは足蹴りも速いが相手が予想できないタイミングで勝負をかけることを楽しむ。タイミングをずらしたデフンの攻撃は野球のチェンジアップのようだ」と話した。
イ・デフンは「興味深い質問」としながら「パンチが0.001秒ほど速くないだろうか」と反問した。イ・デフンはスピーディーな勝負に関心寄せている。イ・デフンは「昨年5月、メイウェザーとパッキャオの正面対決を関心を持って見た。本当によくよけてよく攻撃する」とし「普段から他種目スターの競技をよく見ている。トップにいる選手はみな素晴らしい」と話した。
世界最高の足蹴りを誇るイ・デフンだがマットの外では平和主義者だ。「ガールフレンドと一緒にいるところにボクシング選手が来て言いがかりをつけてきたらどうするか」という質問に「ガールフレンドの手を取って一緒に逃げる。私はコンピュータゲームでも格闘技はしない。サッカーゲームが好きだ」と笑った。
父親のイ・ジュヨルさんは「デフンが2012年ロンドンで銀メダルを取ってから激しいストレスにさいなまれた。熱い攻撃テコンドーと勝率の高い守備テコンドーの間で悩んだ」とし「デフンは2014年仁川(インチョン)アジア競技大会では全2ラウンド終了後12点差以上で圧勝したがオリンピックでは戦略を変えなければならない」と話した。イ・デフンは「必殺技は結局、定石にある。小手先の技は使わず、1点ずつしっかりと積みあげていく」と明らかにした。
2012年ロンドンオリンピック(五輪)58キロ級銀メダルリストのイ・デフン(24)は68キロ級に階級を上げて金メダルを狙う。世界選手権・アジア競技大会・アジア選手権を制覇したイ・デフンは18日午後(日本時間)の競技に出場する。16日リオデジャネイロのテコンドー訓練場では「太拳美男」イ・デフンの電光石火の足蹴りがミットを強打していた。最近、無敗ボクサー(49戦49勝)のフロイド・メイウェザー・ジュニア(39、米国)がリオ五輪を訪れボクシング競技を現場で観戦したという便りが伝えられた。記者は突然気になり始めた。イ・デフンの足蹴りとメイウェザーのパンチはどちらが速いだろうか。
2010年ナショナルジオグラフィックチャンネルが製作した『ファイトサイエンス』(激闘科学)がヒントをくれた。このドキュメンタリーはカポエラ(ブラジル)、ムエタイ(タイ)、空手(日本)、テコンドー(韓国)など武術別に足蹴りの強さを比較した。生体工学者とスポーツ生理学の専門家が各種目の選手の足首に加速度計器を取り付けてどのくらいスピードでサンドバックを蹴っているか測定した。足蹴りを行う人の加速度と重さを乗算すると正確な力の大きさが算出される。
テコンドーの回し蹴りは時速219キロ、力は1043キロに達した。回し蹴りのスピードはメジャーリーグ投手の剛速球(170キロ)よりも速く、力は1トンを越えた。ムエタイの回し蹴り(時速209キロ、力635キロ)やカポエラの上段蹴り技術のマルテーロ(時速159キロ、力816キロ)、空手の前蹴り(時速114キロ、力195キロ)を圧倒した。
『ファイトサイエンス』は「テコンドーは死の足蹴り」と紹介した。ボクサーのパンチも速くて強力だ。昨年5月、英国デイリーメールはメイウェザーのパンチが時速50キロに達すると報じた。ガラガラヘビが獲物を襲う時の速度の5倍だ。ボクシング8階級を制したマニー・パッキャオ(38、フィリピン)のパンチが相手に的中するのにかかる時間はわずか0.12秒。普通の人がまばたきするのにかかる時間(0.3秒)よりも速い。キース・リデルのパンチは時速71キロで2014年ギネスブックに最速パンチとして登録された。一般のプロボクサーのパンチ力は450キロ程度だ。グローブがなければ衝撃の程度はハンマー以上だ。
テコンドー代表チームのチョン・グァンチェ・コーチは「イ・デフンの足蹴りとメイウェザーのパンチを比較するには変数が多すぎる」としつつも「一般的にはボクシングのジャブが速いだろうがインパクトのあるデフンの連続蹴り(足を持ち上げた状態で瞬間的にひねりを加えて蹴ること)のスピードも劣らないだろう」とした。チョン氏は足を使うイ・デフンがパワーでは上回ると見ている。チョン氏は「デフンの足蹴りを一般人が受ければ肋骨が折れる可能性もある」とした。
テコンドー選手出身のイ・デフンの父親・イ・ジュヨルさんは「近距離なら拳、遠距離なら足が速い」とし「デフンの連続蹴りはボクシングジャブの速度にも劣らない」と確信した。イさんは「デフンは足蹴りも速いが相手が予想できないタイミングで勝負をかけることを楽しむ。タイミングをずらしたデフンの攻撃は野球のチェンジアップのようだ」と話した。
イ・デフンは「興味深い質問」としながら「パンチが0.001秒ほど速くないだろうか」と反問した。イ・デフンはスピーディーな勝負に関心寄せている。イ・デフンは「昨年5月、メイウェザーとパッキャオの正面対決を関心を持って見た。本当によくよけてよく攻撃する」とし「普段から他種目スターの競技をよく見ている。トップにいる選手はみな素晴らしい」と話した。
世界最高の足蹴りを誇るイ・デフンだがマットの外では平和主義者だ。「ガールフレンドと一緒にいるところにボクシング選手が来て言いがかりをつけてきたらどうするか」という質問に「ガールフレンドの手を取って一緒に逃げる。私はコンピュータゲームでも格闘技はしない。サッカーゲームが好きだ」と笑った。
父親のイ・ジュヨルさんは「デフンが2012年ロンドンで銀メダルを取ってから激しいストレスにさいなまれた。熱い攻撃テコンドーと勝率の高い守備テコンドーの間で悩んだ」とし「デフンは2014年仁川(インチョン)アジア競技大会では全2ラウンド終了後12点差以上で圧勝したがオリンピックでは戦略を変えなければならない」と話した。イ・デフンは「必殺技は結局、定石にある。小手先の技は使わず、1点ずつしっかりと積みあげていく」と明らかにした。
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