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<五輪>お家芸種目のバドミントン男女ダブルスの相次ぐ挫折…韓国、「金10・総合10位」に赤信号

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

韓国バドミントン選手団

バドミントン男子ダブルス世界ランキング1位の韓国の李龍大-柳延星ペア

韓国のリオデジャネイロオリンピック(リオ五輪)で掲げた目標「金メダル10個・総合順位10位)」が徐々に遠ざかっている。「金メダルの畑」と信じられたお家芸種目で相次いで衝撃の敗北を喫しているためだ。

16日(日本時間)、ブラジルではバドミントンの競技が相次いで開かれた。バドミントンは韓国が世界に誇る種目だ。世界ランキング最上位圏の選手たちが「太極マーク」を付けて出場していた。先週、柔道で期待されていた2個以上の金メダルを1個も獲得できなかった韓国は、バドミントンに大きな期待をかけた。

ところが開始からきしみがあった。バドミントン男子ダブルス世界ランキング1位の李龍大(イ・ヨンデ)-柳延星(ユ・ヨンソン)組がマレーシアを相手に1-2で敗れ、4強進出に失敗した。多方面で衝撃的な試合だった。この日の競技は韓国の圧勝が予想された。


決勝トーナメントに組2位で進出した韓国ペアは世界バドミントン界の絶対強者だ。豊富な五輪経験を持つ2人は優れた技に王者の落ち着きも備えるようになったと評価されていた。半面、マレーシアは世界ランキング12位の比較的な弱体チームであることに加え、相手戦績でも1勝5敗で韓国に押されていた。さらにマレーシアは「ワイルドカード(特別枠)」で決勝トーナメントに入ったチームだった。

マレーシアを下手に見ていたのだろうか。五輪だけで三回目の出場となる李龍大は普段の彼らしくないミスを犯した。半面、マレーシアは韓国チームを研究し尽くしたかのように一瞬の弱点を攻め込んだ。五輪では世界ランキング1位が常に1等を取れるわけではないことをこの試合は如実に示した。

「世界ランキング3位」の韓国男子ダブルスのキム・ギジョン-キム・サラン組も4強を前に挫折した。世界ランキング4位の中国の傅海峰-張楠組に1-2の逆転負けを喫した。第1セットを難なく取った韓国は第2セット終盤に5失点を連続で奪われて動揺した。中国はこの機会を逃さなかった。第3セットに入り韓国の虚を突くサーブで終盤で優勢な試合展開を見せた。22-23で韓国は相手シャトルを受け返したが、ネットに引っかかって敗北が決まった。

続いて開かれたバドミントン女子ダブルスも崩れた。世界ランキング9位のチャン・イェナ-イ・ソヒ組は準々決勝で世界ランキング6位のデンマークのクリスティンナ・ペダーセン-カミラ・リターユール組に1-2で敗れた。第1セットを26-28で奪われた韓国は第2セットを取って勝負を原点に戻した。だが、最終第3セットで実力を発揮できず15-21で力尽きた。

韓国はバドミントン種目で金メダル3~4個を狙っていた。だが、男女ダブルスで異変が続いてこの目標を成し遂げるのが難しくなった。「金メダル畑」で早期脱落の苦杯をなめている韓国は「金10個・総合10位」の目標もさらに遠のいた格好だ。



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