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<五輪バレー>日本泣かせたキム・ヨンギョン「私にとって五輪は戦争」(1)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
女子バレーボール代表チームのキム・ヨンギョン(28)は、まるで格闘技種目に登場するファイターのようだった。ネットがなかったら相手陣営に乗りこんで戦いも拒まないように見えた。この日だけは「バレーボールの女帝」というよりは「女戦士」に近かった。

女子バレーボール世界ランキング9位の韓国代表チームは6日、ブラジルのリオのマラカナンジーニョで行われたオリンピックAグループ1次リーグ初戦で日本(世界5位)にセットスコア3-1(19-25、25-15、25-17、25-21)で逆転勝ちをした。2012年のロンドン五輪の銅メダル決定戦で完敗した借金を返す、すがすがしい勝利だった。日本のメディアは「キム・ヨンギョンに苦しめられた」(スポーツ報知)、「韓国のエース キム・ヨンギョンの勢いを止められなかったのが敗因」(産経スポーツ)などと報道した。

第1セットで日本の変則攻撃に苦戦した韓国は、第2セットにキム・ヨンギョンの得点力が生き返って25-15で勝利した。彼女の攻撃もすごかったが得点を上げるたびに野獣がほえ叫ぶようなセレモニーが一品だった。スパイクがはずれるとすぐに後ろを向いて1人でうつ憤を晴らすシーンもカメラにとらえられた。


この日キム・ヨンギョンは両チーム最多の30点(攻撃成功率58.3%)を記録し「バレーボールの女帝」らしい威容を誇った。日本の看板アタッカー木村沙織(12得点)はキム・ヨンギョンのライバルにはならなかった。キム・ヨンギョンはこの日、要所ごとに強打をバシバシとさく烈させて世界最高のアタッカーと評される理由を体現した。トルコのフェネルバフチェ所属のキム・ヨンギョンは世界で最も多い年俸(120万ユーロ、約15億ウォン)を受けとるバレーボール選手でもある。

身長192センチ、体重76キロの堂々とした体格からわき出てくるキム・ヨンギョンのパワーは世界トップレベルだ。生ゴムのような弾力性まで備えた彼女は最高3メートル7センチの高さでスパイクを打つ。打点が3メートル以上のアタッカーは世界でもなかなかいない。日本のブロッカー3人がキム・ヨンギョンを阻止しようと飛び上がったが彼女の強力スパイクを止めることができなかった。



<五輪バレー>日本泣かせたキム・ヨンギョン「私にとって五輪は戦争」(2)

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