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「情深い韓国が大好きでハングルの勉強始めた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「人生も同じだ。忙殺されながら生き急げば人生の美しさをやすやすと逃してしまう」。中国北京大学韓国語学科4年生の都聞心さん(23)が今月13日に開かれた「第10回中国成均ハングル文芸コンテスト」に参加して書いたものだ。

タイトルは「過速」だった。亡くなった祖母を回想しながらゆっくりと生きる人生の重要性をハングルで書いた都聞心さんの作文が金賞を受賞した。都さんは「故郷の中国済南市で韓国人住民とふれ合ったことがきっかけで韓国に関心を持つようになった」とし「韓国は食べ物がおいしく、情深い人々が集まった国だ。韓国が大好きで文芸コンテストに参加したが、受賞までできて幸せ」と話した。

この文芸コンテストには北京・上海・山東省・吉林省などにある56校の大学の中国人(朝鮮族は除外)在学生91人が参加した。彼らは皆、韓国語専攻者だ。文芸コンテストの金・銀・銅賞受賞者には成均館(ソンギュングァン)大学大学院修士過程の学費が支給される。中国文芸コンテストは2007年に第一回目が開かれ、ことしで10周年を迎えた。受賞者のうち18人が同校に進学した。審査委員長のキム・ホ成均館大学中語中文学科教授は「『パルリパルリ(急げ急げ)文化』(韓国)と『慢慢的(ゆっくりゆっくり)文化』(中国)を比較して書くほど両国について深く理解している参加者が多かった」とし「両国の間で架け橋の役割を果たしてくれる人材」と話した。


桂林市から20時間汽車に揺られてやって来たという広西師範大学3学年の梁悧悧さん(22)は「韓国放送番組『ランニングマン』等をよく視聴している。一番好きな韓国女優はソン・ヘギョさん。3年間勉強した韓国語の実力をテストしてみようと文芸コンテストに参加した。賞への大きな欲はない」と話して笑った。5人の全体男性参加者のうちの1人である中国海洋大学4学年の王儀軒さん(23)は「『訓民正音』『月印釋譜』を読んで感動した。

韓国の大学院に進んで中世国語を専攻したい」と話した。

この日、中国開催10周年を迎えて「文芸コンテスト同窓会」も発足した。初代会長になった羅媛さん(31)は第1回銀賞受賞者だ。サムスン電子無線事業部〔京畿道水原(キョンギド・スウォン)〕に勤めている羅さんは「文芸コンテストは人生で大きな転換点だった。大学院進学と韓国企業入社という贈り物をくれた」と話した。成均館大学はベトナムやオーストリア、ウズベキスタンなどでも文芸コンテストを開いている。これまでの参加者は1476人に達する。



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