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韓経:<韓国地方経済を襲った大企業発不況>「仕事なく午後には機械停止」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

大企業発の不況は会社員の昼食の風景も変えている。9日、ソウル中区の社内食堂(右の写真)は周囲の会社員までも引き込んで午前11時30分ごろから混雑する一方、付近の飲食店は多くの席が空いている。

大企業の不振の衝撃が中小企業と自営業者に広がっている。下に向かうほど影響が大きくなる様相だ。大企業がふらつくと、小規模な下請け会社や飲食店など自営業者は存廃の岐路に立たされる。大企業発の不況が底辺の景気を冷え込ませる一種の「逆落水(トリクルダウン)効果」が表れている。

◆仕事なくダンピング競争まで

40余りのメッキ加工会社が集まる仁川(インチョン)のメッキ加工団地には、平日の午後にも生産設備の稼働を中断するところが多い。機械・電子部品のメッキをするK社長は「午後になれば仕事がなく機械を止める」とし「これまで10人ほどの人材を維持しながら仕事を受けてきたが、最近は受注が急減し、今年に入って2人にやめてもらった」と話した。


メッキ業は人を雇うのが難しい業種だ。外国人労働者でもメッキ業を避ける人が多い。それでも人を減らすのは大企業の協力会社の発注減少が大きいからだ。団地内のS社長は「40余りの入居企業のうち最近1年間に職員を減らしたところは10社以上」と伝えた。

鋳物や熱処理など他の産業(鋳造・メッキなど基礎工程事業)も事情は同じだ。地方のある熱処理会社は最近、約30台の設備のうち20台だけを稼働している。ソン・ジェヒ中小企業中央会副会長は「3年前は大企業と中小企業の二極化が話題になっていたが、今は大企業も中小企業もともに厳しい状況」と述べた。

グローバル競争が激化し、大企業の生産ラインが海外に出ているのも仕事が減る原因だ。携帯電話の部品を加工する半月産業団地の電子部品会社は昨年60%線だった稼働率が今年に入って50%に落ちた。同社のH社長は「大企業の海外移転と内需不振が重なり、携帯電話部品会社が危機意識を抱いている」と話した。

ダンピング競争も表れている。京畿道富川(プチョン)の金型会社のL社長は「工場を運営しなければいけないという切迫感のためにダンピング受注など出血競争にまで広がっている」と語った。



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