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【社説】人工知能時代、どのように迎えるのか=韓国(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
人工知能(AI)時代が人類の前に近づいてきている。プロ棋士イ・セドル9段と、グーグルとディープマインドのAI「アルファ碁」が来月9日から行う「世紀の囲碁対局」はすでに世界を熱い雰囲気にしている。勝負とは別に東洋文化に対する好奇心とAIに対する関心が同時に増幅される状況だ。

AIはすでに技術経済分野では「未来の牽引車」とされている。1月6~11日に米ラスベガスで開かれた世界最大規模の家電見本市「CES2016」はこれを見せるショーケースだった。自動運転車、ロボット、モノのインターネット、スマートホームなど、AI技術を活用し人間が介入しなくても自分で判断し作動する機器が相次いだ。技術革新の最先端の現場というCESでAIは「技術革新」と同義語だった。

世界経済フォーラム(WEF)は先月発表した2016年アジェンダ報告書で、「AIが第4次産業革命を率いている」と宣言した。1784年に蒸気機関を利用した第1次、1870年に電気を活用した第2次、1969年に電子と情報技術(IT)を前面に出した第3次を経て、いまやAIが主導する第4次革命の急流に入り込んだという分析だ。報告書の指摘通り、人類はすでにAIに囲まれて生活を営む。インターネットで日常的に出会う「デジタルパーソナライズ」はAIの一形態だ。ロボットはAI技術により単純動作だけ繰り返す産業用を超え、独自の判断と作業が可能な人間型への進化が真っ最中だ。深海や宇宙のような極限環境で人間に代わって危険な作業を行い、手術室では微細な作業を引き受ける。AI技術はインターネット接続を通じさらにスマートになっていき、独自学習機能が搭載されどこまで発展するのか推察すら難しい状況になっている。すべてのものにAIが搭載され、人類の生活を新しく変える技術革新の時代を繰り上げている。


AIだけでなく多様な先端技術がわれわれの生活を本格的に変える態勢だ。22~25日にスペインのバルセロナで開かれた世界最大の移動通信見本市の「モバイルワールドコングレス」(MWC)では、バーチャルリアリティ(VR)がわれわれの生活の真ん中に入り込んだ。サムスン電子は「ギアVR」を動員して「ギャラクシーS7」を発表し、LGエレクトロニクスも「G5」を公開しVR機器とVRカメラを合わせて発表した。(中央SUNDAY第468号)



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