2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの開閉会式が行われるオリンピック・スタジアムとアルペンシア・スキージャンプセンター、アルペンシア・スライディングセンター、普光(ポグァン)スノー競技場、龍坪(ヨンピョン)アルパイン競技場が造成されている平昌マウンテン・クラスター(PyeongChang Mountain Cluster)の全景。(写真=江原道)
◆2018年2月9日
2000年冬季オリンピック誘致宣言から18年後に世界の中心となる未来の「平昌」の姿だ。
「1つになる情熱(Passion.Connected)」がスローガンである今回のオリンピックの開幕式は、大韓民国のスポーツ史に長く残る瞬間だ。
1948年サンモリッツ(スイス)で開かれた第5回冬季オリンピックに初めて参加した韓国が、70年後に冬季スポーツ強国に成長したことを世界に知らせる瞬間だからだ。1988年のソウルオリンピック開催からちょうど30年ぶりにオリンピックが開かれる年でもある。
◆約100カ国5000人以上参加
平昌冬季オリンピック開催で大韓民国は、オリンピック・ワールドカップ・世界陸上選手権大会・冬季オリンピックなど「世界4大スポーツイベント」を全て開催した6番目の国となる。
今回のオリンピックは各種のオリンピック記録を塗り替える展望だ。金メダル数が冬季オリンピックの中で最も多い。アルパインスキー・バイアスロン・クロスカントリー・アイスホッケーなどこれまでの15種目にスノーボード・ビッグエア(男女)、マススタート(男女)、混成カーリング、アルパインスキーチームイベントなどメダル数が増えた。韓国は金メダル7個以上を獲得して総合4位達成を目標にしている。
オリンピックは立ち後れた江原道(カンウォンド)の交通地図を変える。現在、江原道のあちこちで高速道路と高速鉄道の建設工事が真っ最中だ。
これらのインフラ造成に投入される予算は約13兆8000億ウォン。総延長120.7キロの原州(ウォンジュ)~江陵(カンヌン)複線鉄道は来年末に開通予定だ。昨年11月総長21.755キロの「大関嶺(テグァルリョン)トンネル」が貫通して工事に弾みをつけた。時速250キロの高速列車に乗ってソウルから1時間12分で移動できる。
11月に開通する予定の第2嶺東(ヨンドン)高速道路は、京畿道広州(クァンジュ)市~原州市区間(56.95キロ)で、開通すればソウルから原州まで54分あれば到着できる。また東西高速道路も来年開通予定でソウル~束草(ソクチョ)を1時間46分で行き来できる。
崔文洵(チェ・ムンスン)江原道知事は「交通インフラを利用して投資誘致に出てオリンピックの遺産は、江原道を冬季スポーツの中心地と観光のハブにするために活用する」と話した。
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