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【コラム】「3-3-3」の夢広げる平昌冬季オリンピック(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
今更だが、2年しか残っていない冬季オリンピックが開かれる地域の名前は、江原道(カンウォンド)の「平昌(ピョンチャン)」だ。ところでその地名を解いてみれば、偶然なのか必然なのか分からないが「平昌-平和の平、繁昌するの昌」、すなわち「平和と繁栄」だ。英語では慣用語に近い「peace and prosperity」となる。

先月30日にはオリンピック鉄道〔原州(ウォンジュ)~江陵(カンヌン)〕の最も難工事だった大関嶺(テグァルリョン)トンネルの貫通式が行われた。総長さ21キロの国内最長トンネルだ。このトンネルの出口の村の名前が「屈免洞」。屈(洞窟、トンネル)もない村の名前が「屈免洞」なのだ。村の住民たちは先祖が未来を予言して村の名前をそんなふうにつけたのだと気に入っている。ところで実際の「屈免洞」は「転がることを免じた」という意味だという。屈免洞村の前には大関嶺を行き来した道がある。急な大関嶺が山々のふもとで平地に変わる所がまさに屈免洞だ。ここからは転がらずに楽に歩いたということだ。とにかく屈免洞の意味が何であっても長い間の歴史を通じて私たちの国土を東西に分けた大関嶺にすっきりと道が開けたのだ。

平昌冬季オリンピックまで、もう2年しか残っていない。江原道はオリンピックを行いながら「3-3-3」というスローガンを掲げている。


最初の3は、1人あたりの所得3万ドルを超えようというものだ。夏季オリンピックと違い、冬季オリンピックは先進国の祭りだ。冬季オリンピックは韓国が先進国入りするという宣言である。韓国が88オリンピックを行った時の所得が4570ドルだった。この期間は私たちの歴史の中で最も急激に経済成長を遂げた時期だった。ともに直選制改憲をはじめ民主主義の発展も同時に成し遂げた時期だった。それこそ躍動の時代だった。平昌オリンピックを機に韓国が政治・経済的な躍動性を回復しなければならない。それでいち早く3万ドル時代を切り開いて民主主義も拡大しなければならない。(中央SUNDAY第457号)



【コラム】「3-3-3」の夢広げる平昌冬季オリンピック(2)

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