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VW事態で日本車機会つかむか…3千万ウォン台の輸入車“地殻変動”予告=韓国(1)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

トヨタプリウス

韓国内の輸入車市場に地殻変動が予告されている。フォルクスワーゲン(VW)が優れた燃費を基に掲げた「クリーンディーゼル」という修飾語がすべて誇張・虚偽だったことが判明したことで、日本や米国のブランドがシェアを伸ばす機会が到来したのだ。特に、フォルクスワーゲンに押されて長い間苦戦を強いられてきた日本車がガソリンやハイブリッドカーを前面に出して3000万ウォン(約309万円)台の輸入車市場で最も大きな恩恵を受ける見通しだ。

◆崩れた独ディーゼルの信頼…日本車には機会

5日、韓国市場調査企業「コンシューマー・インサイト」の「ディーゼルエンジン関連の緊急世論調査結果」によると、国内消費者の半数ほどは今回のVW排出ガス低減装置操作事件に関し、すべての欧州車に問題があると考えていることが明らかになった。今回のVW事態の有責機関として、全体回答者(2951人)の47%が「すべての欧州車」を挙げた。


引き続き35%が「フォルクスワーゲングループ全体」を、11%が「すべてのドイツ車」と答えた。「フォルクスワーゲンだけに問題がある」という回答は7%にとどまった。

このように排出ガス排出量操作問題によってフォルクスワーゲンをはじめディーゼルエンジンに基盤を置くドイツ車全般に対する消費者の信頼が崩れたことで、ガソリンとハイブリッドに重点を置いた日本車が反射利益を得るとの見通しが出ている。

実際、フォルクスワーゲンコリアの内部関係者によると、同社の先月の販売量は前月比7%ほど減ったことが分かった。8月は3145台を記録していたが、9月には3000台以下に落ちた。排出ガス操作事件が先月21日に発生したことから、世論が悪化した今月から販売量はより一層縮小するものと予想される。

これに対し、日本ブランドのホンダコリアの場合、先月は前月比30%ほど販売量が増えた。フォルクスワーゲンのシェア下落に反射利益を得たものと分析される。ただ、これらの会社の正確な販売量は、今月公開される韓国輸入車協会の公式資料が出てからでないと分からない。

業界関係者は「フォルクスワーゲンがこれまでディーゼルエンジンや燃費性能などで国内消費者を攻略してきたが、今回の事態を機に、ある程度打撃を受けるものとみられる」とし「今年末まで推移を見守るべきだが、3000万ウォン台市場での地殻変動が予想される」と話した。



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