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<北朝鮮砲撃挑発>北がきょう挑発すれば韓米合同で強力に応戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵(パク・クネ)大統領が21日午後、西部戦線を担当する第3軍司令部を訪問して北朝鮮軍の動向と韓国軍の対備態勢を点検した。朴大統領は「北朝鮮のいかなる追加挑発にも断固対応せよ」と指示した。左側から韓民求国防部長官、朴大統領、金寛鎮(キム・グァンジン)安保室長。(写真=青瓦台)

北朝鮮軍が21日午後5時〔平壌市(ピョンヤンシ)、韓国時間午後5時30分〕に戦時体制に転換した。

北朝鮮官営「朝鮮中央通信」は同日午後、「朝鮮人民軍戦線大連合部隊は軍事的行動の準備を完了した」と報じた。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は20日午後、軍と党の高位関係者らを招集して中央軍事委員会非常拡大会議を開いた後、「21日午後5時を期して『火の作戦』に入れるよう完全武装した戦時状態に転換する」と指示した。北朝鮮メディアは「軍事作戦指揮官を該当戦線に急派した」と伝えた。また、前方地域の坑道に保管中だったロケット砲(多連装ロケット)や各種大砲を北朝鮮軍が坑道の外に移動させる姿が軍当局によって確認された。

金英徹(キム・ヨンチョル)北朝鮮偵察総局長は平壌で外信記者会見を開き、「拡声器放送やビラ散布は露骨な心理戦で、南側の無謀な挑発は必ず高い代償の懲罰を受けることになるだろう」と威嚇した。


軍当局は対北朝鮮放送を中断せよとの北朝鮮の要求を一蹴し、北朝鮮が追加挑発する場合は強力に応戦すると明らかにした。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は同日午後、第3野戦軍司令部を訪問して「軍は北朝鮮の追加挑発に対して一寸の隙もない即刻対応態勢を維持し、状況が発生した時は『先に措置、後で報告』するようお願いしたい」と指示した。

韓民求(ハン・ミング)国防部長官は午後8時、国民向け談話で「北朝鮮が追加挑発をしてくるならば容赦ない代価を支払わせる」としながら「今回こそ北朝鮮の挑発の悪循環を断ち切る」と強調した。韓長官は午前に開いた緊急主要指揮官テレビ会議では「北朝鮮軍が主張した22日午後5時以降、いかなる形態であれ挑発をしてくるだろう」としながら「万全の準備をせよ」とした。合同参謀本部は前方地域に砲兵など火力を増強配備して、将兵の外出と外泊を暫定中断させるなど北朝鮮の挑発に備えている。

国防部は「自衛権次元で強力に応戦するであろうし、そのすべての責任は全面的に北側にある」という電話通知文も発送した。前日(20日)北朝鮮軍の総参謀部が「今日午後5時から48時間内に対北朝鮮心理戦放送を中止してすべての手段を撤去しなければ軍事的行動を開始する」と威嚇した電話通知文に対する返事だ。

韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)」を進めている韓米は、北朝鮮の追加挑発に備えて「韓米共同局地挑発対備計画」を適用した連合作戦体制を稼動させた。「共同計画」は平常時に北朝鮮の局地挑発が発生した場合、合同参謀本部の指揮の下で米軍の監視資産と戦力を自動で投入し、韓米が共同で作戦できるようにしている。2013年韓米合同参謀本部議長が署名した「共同計画」が実戦に適用されるのは今回が初めてだ。米国務省と韓国国防部は20日(現地時間)、それぞれ声明を出した後「韓国政府と緊密な共助を通じて確固たる防御体系の責任を負う」と強調した。



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