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【社説】鳩山元首相のひざまずいた謝罪、東アジアの平和の礎石に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の鳩山由紀夫元首相が12日、過去の日帝の蛮行について謝罪し、韓国殉国烈士の前にひざまずいた。日帝が作った「西大門(ソデムン)刑務所」を訪れて気持ちを伝えたという点で意義深い。日本の元職・現職の首相の中で韓国独立運動の関連施設でひざまずいたのは今回が初めてだという事実も胸に刻んでおくに値する。

私たちはこれを東アジアの平和のための鼓舞的な行動として評価する。平和は侵略と植民地支配の過去の歴史に対する明らかな認識と真の反省から始まるからだ。鳩山元首相が見せてくれた態度が今後、韓日が互いに手をとって平和な未来に出て行く礎石になると期待する。今回のことで、日本にも過去の歴史を反省し、再びそのようなことがないよう平和憲法を守ることを誓う良識ある政治家がいることを、改めて韓国人の心に刻みつけた効果もある。

この日、鳩山元首相をはじめ菅直人・細川護煕・村山富市・羽田孜ら元首相が安倍晋三首相に対する「歴代首相の提言」に参加した点も高く評価する。彼らは「戦争ができる日本」のために安倍首相が推進中の集団敵自衛権の法案に反対し平和を訴えた。


13日ソウルで開かれた「2015東アジア平和国際会議」で「(戦争を禁じた)日本の平和憲法第9条は東アジアの平和の根幹だ」という内容が盛り込まれた東アジア平和宣言が発表された点も鼓舞的だ。韓半島(朝鮮半島)の平和体制の定着と共に、日本の平和憲法を守ることが東アジア平和定着のための出発点だということで参席者らが認識を共にしたという点で大きな意味がある。

平和を享受するには何よりも隣人から正しく理解し、互いに和解して仲良くしなければならない。そうした意味で今日、終戦70周年談話を発表する予定の安倍首相は、過去の歴史と集団敵自衛権の問題に対する自身の言及がいかなる波紋と歴史的重みを持つのかを深く推し量らなければならない。何よりも日本が世界平和に寄与するには東アジアの平和をどのようにして守るのかから考えなければならないという点を明確に認識することを望む。



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