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売上停滞でプライド捨てた韓国のデパート(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロッテ百貨店は23日から4日間、京畿高陽市の韓国国際展示場(KINTEX)で大規模な在庫一掃セールをする。写真は4月にソウル大峙洞「SETEC」で開かれた「ブラックショッピングデー」イベント。(写真=ロッテ百貨店提供)

ロッテ百貨店は23日から京畿道高陽市(コヤンシ)韓国国際展示場(KINTEX)内の展示場1万3000平方メートルをまるごと借りて4日間の「在庫一掃セール」をする。ロッテアウトレットソウル駅店(1万1000平方メートル)より広い行事場所で、200億ウォン(約21億円)分の在庫を最大80%割引で販売する。ジバンシー、クロエ、マルベリーなどの名品ハンドバッグからサムスンの冷蔵庫、LGのテレビ、ティファールのアイロン、ヤマハのゴルフドライバー、エースベッドのマットレスまで320ブランドが参加する。

全国にデパート33店舗を展開するロッテが「出張セール」をするのは今回が2回目。来ない客をつかむための苦肉の策として、プライドを捨てて「在庫処分」性格のイベントを開くのだ。4月にソウル大峙洞(テチドン)SETECで開かれた最初のイベントに約30万人が集まり、売上高が60億ウォンに達すると、今回は行事場所の大きさを4倍に増やした。ロッテ百貨店のイ・ワンシン専務は「消費心理が良くならず、売り上げ回復に死活をかけるという覚悟で準備したイベント」と述べた。

◆落ちる売り上げの前に商売はない


「ショッピングの品格」を強調してきたデパートが破格割引と物量攻勢を続けている。デパートのイベントのうち集客効果が最も優れていると評価される「高級ブランド品セール」は、イベント時期が繰り上げられ、規模は大きくなる傾向だ。新世界百貨店は今年夏、高級ブランド品セールを例年より半月ほど操り上げ、23日に開始する。現代百貨店も昨年より2倍多い800億ウォン分の高級ブランド品を出す予定だ。これまでは秋・冬のシーズンオフ商品の比率が70%を超えたが、今年は春・夏に発売された新商品の比率を大幅に増やす。新世界百貨店のソン・ヨンシク副社長は「アウレット、オンラインモール、海外通販などに対応し、消費者のブランド品需要に先に対応するため時期を操り上げた」と説明した。

昨年の国内デパート全体の売上高は計29兆2321億ウォンと、前年比で1.9%減少した。デパートの売上高が減少したのは2004年以来10年ぶり。ロッテ・現代・新世界百貨店の営業利益の合計も2011年の1兆3468億ウォンから3年連続で減少し、昨年は1兆614億ウォンだった。



売上停滞でプライド捨てた韓国のデパート(2)

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