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中国の中小都市まで…デパート売上トップの韓国ブランド

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

15日晩、中国南京のゴールデンイーグル百貨店新街口店にあるミスターピザの前で客が整理券を持って順番を待っている。(写真=ミスターピザ提供)

15日、中国江蘇省揚州。都市の象徴、文昌閣の向かい側にあるゴースデンイーグル(金鷹)百貨店に入ると、見慣れた韓国ブランドが目に入った。1階の正門からエスカレーターに乗ると、韓国有名ピザブランド「ミスターピザ」を紹介する看板が見え、その後方にはLG生活健康の化粧品ブランド「后」「秀麗韓」の売り場が見えた。2階にはエスカレーター前にイーランドのファッション店があった。3階のファッションブランドの間に唯一の外食店として入店しているミスターピザでは、夕食には早い午後5時から10チームほどが整理券を受けて順番を待っていた。

揚州は人口459万人の地方都市だ。人口は釜山より多いが、中国では北京や上海などの1線大都市、南京など各省の2線省都に次ぐ3線級都市に相当する。大都市と省都に韓流ブームが起きたのに続き、3線都市でも韓国ブランドが人気を集めているのだ。

上海、江蘇省、浙江省などでデパート26店を運営している地域最大流通企業ゴースデンイーグルグループは、韓国ブランドを積極的に誘致している。ゴールデンイーグル百貨店のジュヨンペイ代表は「外食部門のミスターピザ、ファッション部門のイーランド、化粧品部門の后は、ゴールデンイーグル百貨店の各部門1位ブランド」とし「韓国ブランドが百貨店の売り上げを大きく増やしている」と述べた。


ゴールデンイーグルでイーランドのファッション商品の売上高は今年6億元(約110億円)にのぼる。韓国では認知度が相対的に低いファッションブランド「ワンダープレース」とは合弁会社を設立し、今年から販売を始めた。LG生活健康の化粧品「后」は入店後、毎月、売上高を2倍ずつ増やし、米エスティローダーを抜いた。ミスターピザは南京新街口店で月の売上高が最大180万元となった。ゴールデンイーグル百貨店での成果をもとに中国事業を拡大している。現在104号店まで店舗契約を完了した。年内に66号店を出し、来年上半期に100号店を超える見込みだ。これを受け、MPKグループのロイヤルティー収入は今年の15億ウォンから来年は36億ウォンに増えると予想されている。

同社のチャ・ジェウン中国事業総括副社長は「ゴールデンイーグルグループと合弁の上海法人(MPS)は先月から黒字に転換するなど速いペースで定着している」とし「来年からは配当が始まるだろう」と話した。

韓国ブランドが中国消費者の心をつかんだのは、価格に対する品質で高い評価を受けているからだ。ジュヨンペイ代表は「ミスターピザは中国で若者が必ず行ってみたいと思うブランド」とし「南京では来年中国進出25年となるピザハットを上回るブランドになるだろう」と述べた。また「韓国の衣類デザインと化粧品の品質は、日本や台湾の製品より高い評価を受ける」とし「20日にリニューアルオープンを控えている南通店は1階全体を韓国ファッションブランドの空間にした」と説明した。



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