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<北朝鮮恐怖統治>逮捕から3日後に裁判なく処刑…「所信を述べるのは命がけ」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
玄永哲部長は金正日総書記が金正恩を後継者に決めた時期から勢力を強めた。2011年5月と8月の金正日の中国訪問と軍部隊訪問当時に信頼を得て、2012年に総参謀長(次帥)に昇進した。

金正日が金正恩の軍部内世襲基盤の構築および世代交代を念頭に置いて抜てきしたと、国家情報院は分析した。しかし2013年5月、前方の第5軍団長に左遷され、翌年に人民武力部長(大将)に復帰するなど浮き沈みが多い人生だった。北朝鮮の最高権力機構である国防委員会の委員席にも座り、金正恩に密着随行した。玄永哲部長が先月、ロシアを訪問するなど、北朝鮮内の「対ロシア専門家」だったことも、情報当局が注目する点の一つだ。対中専門家の張成沢(チャン・ソンテク)処刑に続き、またも専門家の玄永哲部長を粛清したからだ。

しかし複数の情報当局関係者と安保専門家によると、酒好きで人間関係が広い玄永哲部長が、金正恩の統治方式に不満を表した可能性が提起される。東国大の高有煥(コ・ユファン)教授(北朝鮮学)は「玄永哲部長が(監視が厳しい状況であるにもかかわらず)私的な席で不満を表した可能性がある」と述べた。当局が監視網を狭める過程で先月24、25日、金正恩が主宰した朝鮮人民軍第5次訓練イルクン(幹部)大会で金第1書記の右側に座って居眠りするような姿が見られ、「不敬罪」の口実を提供した。西江大のキム・ヨンス教授(北朝鮮政治)は「玄永哲部長は金正恩に忠僕だった」とし「北の体制は暴風の前夜であるようだ」と話した。


これに関し国家情報院は北朝鮮がより積極的に挑発してくることを懸念した。金正恩に努力しているという証拠を見せるための「実績」を築くため対南挑発をする可能性があるということだ。西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)に北朝鮮側が強硬な立場を見せ、実際、13日晩には西海NLL近隣で砲射撃訓練を始めたのも同じ脈絡だ。国家情報院の関係者は「北がよりいっそう積極的に挑発に出ることが考えられ、懸念される」と伝えた。



<北朝鮮恐怖統治>逮捕から3日後に裁判なく処刑…「所信を述べるのは命がけ」(1)

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