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110兆ウォンの市場、韓国産ドローンの挑戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ユシスが開発したU-ドローン。(写真=ユシス)

自動航空撮影システム「ドローン(Drone)」の人気が高まっている。業界では2010年に52億ドル水準だったドローンの世界市場規模が2023年には1000億ドル(約110兆ウォン)まで拡大するとみている。中国企業は政府の支援で世界ドローン市場でシェア50%以上を占めるほど成長した。国内100余りのドローン製造・販売会社はほとんど部品を輸入して組み立てたり、完成品を輸入して販売している。

蔚山(ウルサン)のある企業がドローンの核心である操作プログラムなどを開発し、産業用ドローンの生産に成功した。主人公はIT・融合専門会社ユシス(USIS)。同社のイ・イルウ代表(46)は顧客の要請でドローンの製作を準備中、誰でも簡単に操作できるドローンを作って世界市場に進出することを決心した。その後2012年1月から2年間、3億ウォン(約3300万円)の開発費を投入し、「GCS操作プログラム」の開発に成功した。「U-ドローン」は完成品も公開した。今月初め特許出願されたGCS操作プログラムは、コンピューターでもドローンを操作できるのが特徴だ。U-ドローンのデザインとフレームも自主開発した。

U-ドローンの対角線の長さが70.5センチで、同級の中国産ドローン(100センチ)に比べて短い。遠隔でカメラを制御して随時映像確認が可能で、衛星利用測位システム(GPS)を通じた自動飛行もできる。特に機体にセンサーがあり、気流と方向に合わせて安定した飛行を維持し、ブレのない映像を提供する。中国産ドローンは修理に3-6カ月かかるが、U-ドローンは1カ月あれば十分だ。価格は中国産の3分の2水準の2000万-3000万ウォン。


U-ドローンは昨年、現代重工業サウジ発電所建設現場に投入され、品質が認められた。イ代表は「国内で生産されないモーターとコントローラーなど一部の部品を輸入するのに多くの時間がかかった」とし「今後、国内のドローン需要が増えれば、これら部品も国産化する計画」と述べた。ユシスは来月4-7日に米アトランタで開催される国際無人航空機展示会に参加し、世界市場に目を向ける。



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