現代車グループの鄭夢九会長
現代車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長(77)は大規模な投資を通じて世界市場で2.1%を占めるのにとどまっている商用車部門の競争力を大幅に引き上げる計画だ。商用車市場は着実に成長している。2014年は年間312万台だったグローバル商用車市場規模は2020年には年間396万台と約27%(年平均4.2%)拡大すると予想される。
商用車部門強化の第一歩は何をおいても生産能力拡大だ。現代車は2014年末現在、年間6万5000台規模である全州工場の生産能力を2017年までに8万5000万台、2020年までに10万台に増やすことにした。このために新規人材1000人も採用する。全州研究所に勤務中の人員のうち一部は現代車中央研究所である南陽(ナミャン)研究所に異動配置する。グローバル水準の競争力を備えた乗用車部門の技術力をベンチマーキングするためだ。
全州工場には先進市場用の高級型モデルと新興市場用普及型モデルを生産ラインに追加する予定だ。これを通じてまだ商用車未進出地域である西欧州と北米に高級型新規モデルを投じて勝負の賭けに出ることにした。特に全州工場で試作車製作と設計改善を担当する研究部門に集中させ、新車を発売する前に量産性検証を担当するパイロット棟を新設して初期品質を向上させる計画だ。
また、職員および消費者のためのGTCをつくり、刻々と変化する顧客のニーズを積極的に反映することにした。現代車はGTCで自動車教育を実施してテーマパークを運営し、毎年4万人以上の職員と顧客が訪れる地域の名所として育成する予定だ。現在、現代車の商用車は過去10年間生産が27%の増加にとどまり、世界順位で10位圏外となっている状態だ。世界5位圏に成長した乗用車部門と大きな格差を示している。現代車側は「乗用車部門の成功DNAを商用車部門にも早く移植し、これまで伸び悩んできた商用車部門の競争力を育てるというのが最高経営陣の意志」とし「先進・新興市場など地域別特性に合わせた新車およびエンジン開発を拡大して商用部門のグローバル市場での飛躍を推進したい」と話した。
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