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現代車の高さ571メートルのビル、シンクホールに驚いた民心の説得がカギ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

現代車の韓国電力敷地開発。(資料=現代自動車)

ソウル三成洞(サムソンドン)の韓国電力敷地開発と関連し、ソウル市内部で速度調節論が出てきている。

この敷地を10兆5500億ウォンで購入した現代車グループが国内最高層(地上115階、高さ571m)となるビルの建設計画を盛り込んだ韓電敷地開発提案書を先月30日にソウル市に提出した直後からだ。

提案書の提出は昨年9月の敷地購入から4カ月目のことだ。ソウル市と現代車は「開発構想を盛り込んだ、ただの草案」と説明しているが、あまりにも早すぎるという指摘もある。これに伴い、昨年ソウル市が第2ロッテワールド(123階、555m)問題をめぐって苦労したことを取り上げ、「第2ロッテワールドを元に戻すことがまず先だ」という指摘が力を増している。経済活性化のために「ファストトラック(Fast Track)」が強調されていた以前とは雰囲気が激変した。


昨年4月、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長はCOEX~韓電敷地~蚕室(チャムシル)総合運動場をつなぐ72万平方メートルに達する「ソウル東南圏国際交流複合地区(MICE)」開発計画を発表した。韓電敷地は朴市長構想の礎だ。ちょうど企画財政部が内需活性化のために韓電敷地開発を積極支援すると発表したところだったので、問題になることはないようにみえた。

第2ロッテワールドも建築段階では状況が大きく違わなかった。しかし、その後オープン直前になってシンクホール(道路沈下)や石村湖の水位問題で、オープン後はさまざまな安全問題が持ち上がって穏やかな日がなかった。営業許認可権を持つソウル市は紛争が起こるたびに管理・監督が不十分だという批判を受けた。

常住人口68万人に中産層密集地域の松坡区(ソンパグ)の民心も揺れた。家の住所や商号の前に「石村湖」を外す事例が増えて波紋が広がった。第2ロッテワールドの映画館とアクアリウムが安全問題でクローズしてから今月3日で49日目となる。匿名を求めたロッテ関係者は「私たちは政府や空軍、ソウル市の同意だけ得ればよいと思っていた」とし「だが、本当に重要なのは市民の同意と応援ではなかったかと反省している」と話した。



現代車の高さ571メートルのビル、シンクホールに驚いた民心の説得がカギ(2)

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