何よりも李首相自身が大きな傷を負った。大統領を補佐して国政を統括する国政のナンバー2として役割を果たせるかどうか心配が先立つ。警察公務員をはじめ、忠南知事、国会議員(3選)を経た李首相は、公職に身を置いた高位公職者だ。しかし「開かれたパンドラの箱」の中の真の姿は、公職を業としてきた人物とは信じがたいほど疑惑と欠陥だらけだった。
不動産投機、兵役逃れ疑惑、又松(ウソン)大客員教授在職当時の高額特講疑惑、博士学位論文の盗用など、大きなものだけでも片手で数えられないほどだ。さらにメディアを脅迫して思うままに動かせる対象だと考える、危険な言論観を表した。国会の門は通過したが、国民の心の不信の壁は越えられなかったことを、李首相は重く受け止めるべきだろう。聴聞会の過程で指摘された批判を謙虚に受け止め、自ら誓ったように「最後の公職という姿勢で」臨む、所信がある首相の姿を見せることを期待する。
【社説】李完九首相の聴聞会…韓国社会の恥ずべき素顔が表れた(2)
不動産投機、兵役逃れ疑惑、又松(ウソン)大客員教授在職当時の高額特講疑惑、博士学位論文の盗用など、大きなものだけでも片手で数えられないほどだ。さらにメディアを脅迫して思うままに動かせる対象だと考える、危険な言論観を表した。国会の門は通過したが、国民の心の不信の壁は越えられなかったことを、李首相は重く受け止めるべきだろう。聴聞会の過程で指摘された批判を謙虚に受け止め、自ら誓ったように「最後の公職という姿勢で」臨む、所信がある首相の姿を見せることを期待する。
【社説】李完九首相の聴聞会…韓国社会の恥ずべき素顔が表れた(2)
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