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韓国新首相「たくさん学んだ…野党を尊重する」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李完九新首相が16日午後、ソウル道谷洞の自宅に入る前、記者に「いろいろと感謝しています。低い姿勢で国民に仕え、国政の重要な一つの軸として野党を尊重します」と語った。

鄭義和(チョン・ウィファ)国会議長が李完九(イ・ワング)首相任命同意案を本会議に上程した16日午後3時10分。李完九氏はソウル汝矣島(ヨイド)の国会前にあるワンルームマンションにいた。事務室兼休憩場所として利用してきたところだ。この日午前はソウル江南区道谷洞の自宅にいたが、ここに出てきてテレビで本会議の状況を見守った。

任命同意案が通過した後、李氏は院内代表時代に首席副代表として呼吸を合わせたセヌリ党の金在原(キム・ジェウォン)議員らと電話で話した。知人には「たくさん学んだ」と語ったという。

首相承認後の公式的なメッセージは出さなかった。ただ、自宅に入る前、記者らに対し、「いろいろと感謝していて、一方では申し訳ないと思っている」とし「低い姿勢で国民に仕え、国政の重要な一つの軸として野党を尊重していきたい」と述べた。


李氏は2013年4月24日の再・補欠選で3選を遂げ、昨年は所属議員の推戴でセヌリ党院内代表に就任、この日、朴槿恵(パク・クネ)政権の2人目の首相となった。しかし首相になるまでの過程は険しかった。聴聞会の過程では次男の兵役問題や不動産投機疑惑で厳しく責められ、メディアに圧力を行使したという録音まで公開された。本会議の表決ではセヌリ党議員の中でも反対または無効票が出た。

注目されるのは、こうした状況で李首相が「責任首相」の役割を果たせるかどうかだ。李首相は聴聞会の過程で「責任首相は法律用語ではなく政治的用語」としながらも「憲法と法律に規定された首相の権限を行使する」と明らかにした。事実上、責任首相として役割を果たすということだ。首相内定直後には「大統領に苦言と直言をする首相になる」とし「大統領に直言できない首相は問題がある」とも述べた。憲法と法律に規定された代表的な首相の権限は国務委員任命提請権と解任建議権。歴代のどの首相も2つの権限を十分に行使していない。李首相がこうした意味での責任首相の役割を果たせるかどうかは不透明だ。一部では李首相が少なからず傷を負い、青瓦台(チョンワデ、大統領府)に密着した動きをするしかないという観測が出ている。

李首相にはひとまずリーダーシップ回復が急務という状況だ。匿名を求めた側近は「地位にこだわればさらに窮地に追い込まれるという点を本人がよく知っている」とし「むしろ首相として積極的に行動する可能性が高い」と話した。その最初は公職紀綱の立て直しになるという。昨年4月に鄭ホン原(チョン・ホンウォン)前首相が辞意を表明した後にも10カ月間にわたり首相職を維持し、公職社会の規律が乱れているという認識からだ。

党・政府・青瓦台の疎通強化にも注力するという。李首相は院内代表当時に広がった年末調整波紋などを経験しながら疎通の重要性を体感した。セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表、劉承ミン(ユ・スンミン)院内代表が声を一つにして党・政府・青瓦台の疎通強化を要求する状況で、青瓦台とコードが合う李首相が懸け橋の役割をしながらリーダーシップの回復を模索するという見方が多い。李首相は17日の国務会議出席に続き、中央災難安全状況室と警察庁状況室を相次いで訪問し、「国民安全」関連の日程から公式的に始める。



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